- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
「罪や、かなしみでさえ聖くきれいにかがやいている」
詩聖・宮沢賢治の心像中にある情景がここにある……。
森羅万象の自然と子供たちの交流を描く『雪渡り』。自己犠牲、そして究極の死生観を求める『よだかの星』。『銀河鉄道の夜』の基礎となった物語ともいえる『ひかりの素足』。名作3篇を完全漫画化!
原作小説も同時収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nao Funasoko
16
賢治についてのノンフィクションがなかなか読み進めないでいるのでこちらでインターミッション。(^^;) 硬派な前述著作に比べ、こちらは柔らかく優しい描線で賢治の名作をコミカライズ。2020/05/19
ochatomo
10
コミックで描く3編 「雪渡り」は軽妙リアルで、「よだかの星」は星座の絵がよかった 表題作は文が省略されているがコメントの「死はどうしようもない大きな力(吹雪として象徴されている)で理不尽に突然訪れる。」に納得した 初出月刊コミックビーム2018、2019年 2020刊2021/02/16
MOTO
8
表題作他、『雪渡り』『よだかの星』も収録。独特の方言は耳に心地良いものの、稀に(今、何て??)と、聞き返したくなる時も間々あるので、コミック化やアニメ化は途切れが無くてありがたい。全ての作品が心に染みわたるのは、賢治の神様の気配を感じるからか。決して抗えない死の壁に小さく開けた穴の向こうから零れてくる光の様に眩しい作品集。2021/09/16
江藤 はるは
7
小岩井の土になってしまいそうだ。2020/05/20
mujha
3
とても丁寧に絵描かれていて読みやすい。 他の作品(十力の金剛石等)も二見さんで漫画化して欲しい。2020/05/21