片岡義男COMIC SHOW

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片岡義男COMIC SHOW

  • ISBN:9784865282528

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内容説明

『スローなブギにしてくれ』などで1970-80年代を風靡し今なお新作を精力的に書き続ける永遠のCity Boyわれらの片岡義男!その作品世界がコミックスとして生まれ直す。

『あれよ星屑』の山田参助(2019年手塚治虫文化賞と日本漫画家協会賞のW受賞)が描くストリップ嬢たちのロード・ノヴェル「馬鹿が惚れちゃう」。アニメーション映画「音楽」の公開を控える大橋裕之がシュールな一夜を描く「給料日」、ほか7つ漫画作品。そしてコミックス作家を主人公にした片岡義男の書き下ろし小説、さらにさらにイラストレーター テリー・ジョンスンによるオールカラー別冊zine「TEDDY meets TERRY」が付いた傑作スペシャル・ブック。アメリカ、オートバイ、文房具、ハードボイルド…片岡義男の世界に何度もシビレる…!!

目次

目次

山本美希「心をこめてカボチャ畑にすわる」
大橋裕之「給料日」
グレアム・ミックニー「鉛筆を削るとき」
長崎訓子「スローなブギにしてくれ」
森泉岳土「彼女のリアリズムが輝く」
島田虎之介「白い町」
山田参助「馬鹿が惚れちゃう」
片岡義男 小説「ジラレナイシン」+自画像

特別別冊 テリー・ジョンスン(湯村輝彦)描き下ろし「TEDDY meets TERRY」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

46
全く個人的な話ですが、学生時代は江戸川乱歩とSFしか読んでいなかった。SFつながりで安部公房さんを知り、その奇想天外な世界にぶっ飛ぶ。コボさんのおかげで日本作家を知ろうと思った時、バイク乗りだった僕が手に取ったのが片岡義男。カバー写真と題名がカッコイイと思った。して読む。なんじゃこりゃ~。単に男と女が出会うだけの話じゃん。でも、登場する車、バイク、タバコ、ビール、コーヒー、文具など小物の説明、店と女性の雰囲気描写。会話とその間。なんと素敵。当時はCity Boyの世界だったかしらん。2024/10/19

ツキノ

17
(再読63)長男の引っ越しでいらなくなったものを引き取りに行く車の中で読む。いい。やはり。未読の小説『コミックス作家川村リリカ』も読みたい。苗字は違うリリカさんが巻末に収録の「ジラレナイシン」という短編に出てくる。2022/12/19

ツキノ

8
最高!惚れた!今年読んだ様々な素晴らしい本を吹っ飛ばしてBEST本に決定。かれこれ40年近く憧れ親しみ、どっぷり浸かってきた片岡ワールド、さらにこんな素晴らしい場所があったとは!特別別冊のオールカラー「TEDDY meets TERRY」はまた格別で、ずっと「ふっふっふっ」と妙な声を出しつつ堪能。これ、どんなに疲れていても辛くても、この別冊と片岡氏による自画像を見れば浮上できる特効薬になると確信。コミックに描かれた作品はわたしも記憶に深く刻まれた名作。作家みなさんの「TEDDY愛」が伝わってきた。2019/11/14

Tenouji

7
片岡義男の世界。消費、工業製品の中で、かすかに光る、人間関係と心。2020/02/15

ふん

6
こんな最高な本が出てしまうとは…。大橋さんと参助さんしか知らなかったけど、全員すごい!!そして片岡義男による書き下ろしがここ数年のベストとというか集大成のようなできばえ!!買うべき本を買うのは楽しいですね。言うことないです。ありがとうございます。2019/12/15

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