角川新書<br> ハーフの子供たち

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角川新書
ハーフの子供たち

  • 著者名:本橋信宏【著者】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • KADOKAWA(2020/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821870

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内容説明

その肉声から社会の深淵をのぞく。

6人の日比ハーフたちのインタビューを通じて、
国際結婚の内情、家族の肖像を描き出す出色ルポ。
『全裸監督』原作者、最新作!

第一章 キットカットの少女
第二章 モリンガ姉妹
第三章 孤独を友にする青年
第四章 雨を待つ女
第五章 微笑のボクサー
終章 六人のそれから…そして

「八〇年代、アジア各国から日本に働きにやってくる女性たちは、
ジャパゆきさんと呼ばれその多くが劣悪な環境で働かされた。
日本人男性とのあいだに生まれた日比ハーフたちの多くは、
貧困やネグレクトと無縁ではなかった。日本の男たちを虜にしてきた
フィリピン人女性とのあいだに生まれた日比ハーフたちは、
どんな生き方をしているのだろう。」(本文より)

本橋信宏が新たなタブーに挑む!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

139
ハーフの子どもたちという題名で読み始めました。息子もハーフだし、ハーフに対してもっと知ることができればという気持ちでしたが、内容は日比ハーフオンリーでした。これからは更にTCKと言って自分の国とは異なった文化圏に住む子どもたちが増えていきます。アイデンティティが確立されなければ、犯罪や引きこもりになりやすく、確立されたら巧みな言語を操り、世界的な成功もできる存在。この本にはフィリピンの文化や子どもたちの置かれている環境についてよく分かりました。地道に頑張っている姿に応援したくなりました!2021/01/05

ゆいまある

87
日本人の父とフィリピン人の母親の間に生まれた6組の子供達に関するルポ。著者の傾向として、日の当たらない暗いところをドラマチックに書くのかと思いきや、案外あっさりしていた。片方の親のルーツがフィリピンなら、その子は日本の中で浮き上がらない。見た目には全く特徴はない。フィリピン人自体が複雑な民族だし。(電車の中でタガログ語で話しかけられるうちの夫のほうが南国感がある)。親の国籍よりも、経済格差のほうが子に及ぼす影響は大きいし。それでも袖の下次第のフィリピン警察や、保険金殺人の話が興味深かった。2021/12/31

Carlos

22
我が子供達はどのように育つのか。2020/08/08

DEE

13
日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれた日比ハーフの子供たち。その生い立ちや生活を追ったルポ。 かつては悲惨な目に遭うことも多かったし、実際にそういったニュースもよく流れていた時代もあったと記憶している。しかし世代が変わり、日本もしくはフィリピンで居場所を見つけた彼らは、その辺の無気力な日本人よりもしっかり生きているように見える。 ただ、この著者の取材力をもってすればもっと深く突っ込めるだろうという気持ちもあるので、その点はちょっと残念。 本橋氏のもっとギラギラとした脂っこいのが読みたい 笑2020/08/03

みなみ

12
日本人の父とフィリピン人の母から生まれたハーフの子どもたちのインタビュー本。足でインタビュー対象を探すのは苦労したが、SNSを介して見つけていったらトントン拍子に見つかって、あとは伝手を辿っていけるのが現代だなあと思った。フィリピンと日本の家族観や価値観の違いが浮き彫りになっていおり興味深い。2024/03/03

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