内容説明
葉室麟が、門井慶喜が、土橋章宏が「新選組」を描く!
累計28万部を突破し、ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。
戦国時代の著名な戦場を舞台にすることが多かった「決戦!」シリーズだが、今回の舞台は初の幕末。
「新選組」の活躍と悲哀を、当代きっての人気作家が描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
93
新選組を描いたアンソロジー。木下さんとエメルさん目当てで買いましたが、普段時代物読まない私でも、それぞれ面白かったです。でもやっぱり木下さんのリーダビリティはすごいな。その場にいるような臨場感。さすがです。2020/07/30
Die-Go
56
文庫版にて再読。どれもこれも個性派揃いで楽しめた。 すっかり内容を忘れてしまっていたのは年のせいか(笑)。また何年後かに読もう。★★★★☆2020/05/29
けやき
51
新選組のアンソロジー。葉室麟「鬼火」/沖田総司と芹沢鴨、門井慶喜「戦いを避ける」/近藤勇、小松エメル「足りぬ月」/藤堂平助と山南敬助、土橋章宏「決死剣」/永倉新八、天野純希「死にぞこないの剣」/斎藤一、木下昌輝「慈母のごとく」/土方歳三。「死にぞこないの剣」と「慈母のごとく」が特に気に入りました。2020/05/19
えみ
38
決戦シリーズ第7弾。『新選組』遂にキタ!6人の作家が、新選組が駆け抜けた動乱の時代を思い思いに描いた短編集。彼らの関わってきた出来事が其々の隊士視点で語られる。作家が違えば同じ人物でも全く違う顔を見せる。思いもよらない一面を見せた人物には会えて得した気分になり、思っていた通りの人物には改めて惚れ直す。武士の時代の終わりに最後まで武士でいようと己の義を貫いた剣客達。歴史は変わることはない為、時世の流れは同じ、戦も事件も全て同じ。同じなのに彼らの迸る命の音色にこんなに個性を出せる…驚きと尊敬を禁じ得なかった。2020/05/25
aloha0307
31
途中 単行本で既読と気づくも、あまりの面白さに続行...変遷著しい時代のなか、剣に生き、誰よりも武士たらんとの気概の男たちに魅了されました✿ 沖田 永倉 斎藤一 中村半次郎(政府軍)の立合は壮絶の極み。明治2年5月のとある日 土方さんの人生最後に見た風景@函館 一本木砦(17年前訪れた感慨甦る) その空の碧さに涙...2020/07/04