内容説明
本書は「推す」ことをテーマにした世界初の本。
好きなモノ、コト、ヒトについて、「どこがどう素晴らしいのか」を上手く言葉化できる人は、人生のあらゆる面で成功することができます。
私たちは日々、「推し力」を試されるシーンに立っています。
営業やプレゼンでは自分の担当するモノやサービス、あるいは自社そのものを推し、就職面接では、自分のことを推します。
家族や友人とは「どの俳優がいい」「どの芸人が面白い」論争に花を咲かせます。
SNSでは、会ったことのない人とでも、同じ「好きなモノや人」の話で盛り上がります。誰かのレビューを見て、見る映画や買う本を決めたりします。
だから今、大企業と広告代理店が束になっても敵わないほどのパワーを、個人が持っているのです。「1億総ジャーナリスト時代」といえるでしょう。
本書では、人間関係を円滑にし、仕事を上手くいかせ、SNSでも共感を得られる「推す」文章術=アウトプット術を紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
u1
21
僕も推したいものを思い出した。カギっ子なのにTVゲーム禁止だった少年時代。雪のふる日、枕元には大きな赤い箱。嘘だろ…包み紙から透けるNintendo64。そして「スマブラ」。全てのスティックは勿論ブランブラン。コマンド入力の速さ極めし者よ、ふんばるヨッシーの声だけ残して、キャラは地面にいる、あの感じ。地元の猛者を倒しては嫌われ、さらなる強者を探す日々。たまに自分より強い奴が現れて、むしろそれが嬉しかったり。もはや友達と対戦せず、ただただバグ技探しの旅に出た放課後。あぁ今こそ言おう!ありがとう、サンタさん!2020/12/09
ルート
16
好きなものを紹介する。そこに価値は生まれる。コンテンツと、推す人の感想を含めて、ストーリーとなる。人は誰かが何かを楽しんでいるのを見るのも好きなようだ。ゲーム実況に代表されるように。すごいと思う部分を抽出して、人に伝えるというのは、慣れていないと案外難しいのかもしれない。せっかくコンテンツを楽しむなら、著者のJiniさんのように、この作品はこういうところが良かったと言える人でありたいなと思った。2021/09/30
彩灯尋
13
日々SNSにて本の感想を発信している中で色々と参考にしたいところが多かったし、『嫌いなものより好きなものを。ムカつく奴より、格好良い奴の話をしよう。』という考え方がとても好きだった。紹介されている推し文テクニックを使わせてもらいながら、これからも自分の"好き"を楽しんでいこうと思う。『楽しそうな人の話は、それだけで楽しい』2024/07/07
T
11
SNSの普及で誰もが「自分の推し」を世界中に向けて手軽に発信できる時代。長らく推すための文章を書いてきた著者が推し文を書くための技術について解説した本。著者なりに分析して得られた推し文を書く様々なポイントが分かりやすくまとめられており、分かりやすかったです。また、SNSなどで読書感想などを見たときに、記憶に残る感想などを改めて読んでみると本書の内容に一致する部分があり、実体験を伴ってなるほどと思えました。2023/04/05
柊
10
一番、そのとおりだよなと思ったのは「嫌いなものより好きなもののことを語ろう」というところ。誰かの無自覚な悪意に突然さらされるような現状だからこそ、自分が発する言葉は楽しげなものが良い。不快なことは汚物と一緒に流してしまえばどうだろう。精神衛生的にも交友関係の広がり的にも、何にせよ最優先すべきは「好きな何かについて語ること」にほかならない。素晴らしい本だった。2020/05/12
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