内容説明
「現在は『四間飛車といえば美濃囲い』が常識となっています。ただ、組みやすいところがある一方で、攻められやすい所があると感じていました。日々研究を重ねた結果、美濃囲いの王様の位置を2筋(▲2八玉)から3筋(▲3八玉)にずらすだけで、驚くほど勝てる戦法を生み出すことができました」(まえがきより)
本書は常に独創的な将棋を模索し続ける、大橋貴洸六段が編み出した画期的新戦法「耀龍四間飛車」についての戦術書です。
「耀龍」とは、駒が躍動するという意味の大橋六段がつくった造語。「耀龍四間飛車」ではその名の通り、四間飛車の駒たちがこれまで見たこともない動きで暴れまわります。
囲いは▲3八玉型。中途半端な位置に見えてバランスが良く、場合によっては自陣の桂を攻めに参加させることもできますし、美濃囲いでは弱点だった端攻めにも強い形となります。まさに変幻自在の戦法です。
目の慣れない居飛車党は何もわからないまま投了図を迎えることになるでしょう。
四間飛車で居飛車対策に悩んでいる方、新しいレパートリーを身につけたい方、ぜひ本書で大橋六段の描く「自由な将棋」を堪能して、勝率アップに役立ててください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キリル
10
美濃囲いから王様を一路ずらして戦う四間飛車、耀龍四間飛車の解説書。美濃囲いより薄いのがやはり気にかかりますが、読んでみると、端から一路遠いこと、角のラインに入らないというメリットと相手の出方によって戦略を変えやすいその柔軟性とのバランス感覚が良さそうで面白そうだなと思いました。先にその章で学ぶPOINTを提示し、最後にCHECKLISTで要点をまとめていて分かりやすく、文章も重要な個所は強調されていたりと読みやすかったです。2020/09/05
Stair512754
3
まだオレには早かったな・・・こういう盤面と棋譜の多い本はもうちょい強くなってから?それともこの段階を踏んで強くなるものなのか? 玉を1つずらして金上がったら「金無双」 合ってる?2022/11/13
kinaba
1
振りミレニアムと合わせて使い分けできそうで、同時期にこの形の本が出てくれて嬉しい。強調するところのハイライトとかわかりやすくてよかったです2020/06/28
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