内容説明
預金残高325円。相棒に裏切られ、カフェ開業の夢を絶たれた武士は、今まさに屋根から飛び降りようとしていた。その一瞬、目に留まったのは向かいのそば屋。「最後に美味い飯が食いたい」実はそこは、かつての友人・道久が働くお店。そして、絶賛求人募集中だった! 人生最後のご飯のつもりがまさかの逆転!? しかもこの商店街、何かが変で…!? 料理に人生を賭けるふたりの男が、人間も幽霊も、とにかく皆のお腹を満たします!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
48
【Kindle】辛い過去を持つ若者たちがなくなりゆく商店街に現れる幽霊を生前の好物を用意することで成仏させるべく奮闘する話し。神社ってそんなに簡単に取り壊し?移転?していいものなのかな😅とりあえずこの人たちが美味しいもの大好きなのは凄く伝わった〜。しかしながら、武士はいくらなんでもお人好し過ぎるとちょっとイラッとした。。店に嫌がらせした紀香なんて警察に突き出さなきゃでしょ!女だからって許すなよ〜😓詐欺師の昴流に対しても全然脇が甘いから舐められるんだよね。納得いかないなぁ★2021/09/24
にゃうぴょん
14
お蕎麦や居酒屋さんの食べ物が美味しそうでした。2020/08/06
みどり
6
飯のお話は好きだけれど。 人のお話も、幽霊のお話も好き。 全体的に、大きな盛り上がりも無いのだけれど、 最終的に「スカっ」と解決にはいかないけれど。2021/06/19
*ちえ*
6
紙本。ミッチーのお蕎麦もカツオのカフェ飯も食べたい!しかし食とオカルトもの合わせって最近よく手に取るなぁ。そういうのは表紙のイラストも私好みなので結果表紙買いかも。これ続くのかな?昴流の件とかどうなるのかな?2020/05/30
紅羽
4
相棒とカフェを起業するつもりが裏切りによってお金を失い、死を意識した主人公。そこに蕎麦屋を営む小学生の頃の同級生と再会し、そこで働く事になるグルメ系ライトなオカルト小説。美味しいまかないや幽霊絡みの不思議な事件等がテンポよく散りばめられていてあっという間に読了。ラストはちょっとスッキリ解決という展開にはならなかったのは主人公の人柄の良さからくるものなのでしょうか。2024/06/22