角川文庫<br> 仙文閣の稀書目録

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角川文庫
仙文閣の稀書目録

  • 著者名:三川みり【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2020/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041094044

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内容説明

巨大書庫・仙文閣(せんぶんかく)。そこに干渉した王朝は程なく滅びるという伝説の場所。
帝国・春(しゅん)の少女、文杏(ぶんきょう)は、一冊の本をそこに届けるべく必死だった。
危険思想の持主として粛清された恩師が遺した、唯一の書物。
けれど仙文閣の典書(司書)だという黒髪碧眼の青年・徐麗考(じょれいこう)に、
蔵書になったとしても、本が永遠に残るわけではないと言われ、
心配のあまり仙文閣に住み込むことに……。

少女小説の手練、三川みりが贈る、
命がけで本を護る少女と天才司書青年の新感覚中華ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

44
そこに干渉した王朝は程なく滅びるという伝説の巨大書庫・仙文閣。帝国春の少女・文杏が、危険思想の持主として粛清された恩師が遺した唯一の書物を届けるべく訪れ、仙文閣の典書・徐麗考と出会う中華ファンタジー。麗考に救われたものの、無事蔵書される心配で住み込むことになった文杏が知る壮大な仙文閣の威容。文杏を持ち込んだ書物を巡って、権力に屈しない図書館めいた仙文閣で必要とされる資質が問われる展開でしたけど、知識云々よりももっと大切なことがあるんですよね。文杏がこれからどう成長してゆくのかまた読んでみたいと思いました。2020/04/24

ゆなほし

35
帝国・春の少女文杏は恩師が遺した唯一の書物を届ける為、巨大書庫仙文閣に向かうが…。書物×司書×中華の新感覚ファンタジーである。書仙が作った仙文閣という舞台設定も面白く、まっすぐで努力家の文杏には好感が持てる。「仙文閣の蔵書になったとしても、本が永遠に残るわけではない」という典書(司書)麗考の言葉の意味が明かされた時、麗考の成し遂げようとしている事の重要さにハッとさせられた。全体を通して著者特有の柔らかい文体が、ともすればシリアスになる物語の縁を丸くしており、それがとても読みやすかった。読後感も良い。2020/05/24

ぐっち

30
恩師が遺した著書を守ってもらおうと、仙文閣に逃げ込んだ主人公・文杏。不思議な感じのする巨大図書館、三川みりさんらしい超美形の麗考、期待してなかったけどなかなか良かったです。続編があるとよいな。2021/04/10

よっしー

27
タイトルが気になり、手に取りました。師が書き残した一冊しかない本を守る為に、「仙文閣」へと駆け込んだ文杏。本を託せるかどうかを自分で見極める為に、麗考の元で生活を送りながら葛藤する様子を見て、本当に本が好きで、師の本を残したいのだと言うのが伝わってきました。そして、千文閣の面々は本だけ預かると、文杏が死ぬと分かっていたのだと言うことも後々理解出来ました。本を守るというのは、残すだけではなくいつまでたっても読み続けられること、なるほどと思ったお話でした。2024/07/16

dorimusi

26
面白くなかったとは言いませんが・・・って感じの物足りなさ。焚書から本を守る人たちの話し。仙文閣の設定がチョットファンタジーで不思議だったけどそれ以外はこういう話しなのかなと想像する通りに淡々と進んで少ないページ数で終わる。何か物足りない感じでした。2023/03/18

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