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内容説明
★形ある富から、姿なき富へ――パラダイムは完全に変わった。
★その変化の本質を、渾身のルポ、世界的論者の知見から描き出す。
●今や「テクノロジー専制」の時代に入った。
スコット・ギャロウェイ(ニューヨーク大・教授)
●シリコンバレーのプロパガンダには何か問題があった。
ピーター・ティール(投資家)
産業革命以来、人類はモノを効率よく大量につくり、経済を成長させてきた。
だが、そんな常識は、デジタル技術の進歩によって覆されてしまった。
富の源泉はモノではなく、データや知識など形のない資産に移ったのだ。
新しい経済社会における“豊かさ”とは何なのか――。
金融、産業、消費の最前線で現実となっている大変化をルポし、
世界を代表する知性が、パラダイム・シフトの本質を説く。
「ネオ・エコノミー」の実像を立体的に映し出す、衝撃の書。
目次
Chapter1 進化する経済
Chapter2 広がる異世界
Chapter3 姿なき富を探る
Chapter4 昨日とは違う明日
Chapter5 刷新迫られる政策
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
31
デジタル技術の急速な発展により、見かけ上は無料で提供されるサービスだらけになったことで「価格」の概念が崩れてしまった新しい経済(本書では「ネオエコノミー」と表現)ついて、様々な有識者の意見を基に構成された一冊。国家の富を表す国内総生産(GDP)にも異変が起き、有形資産よりも無形資産の割合が多くなってきたことで(主要企業も無形資産の割合が増えてきている)、実体が掴めず正確にGDPが出せない状況となっている現代、GDPに変わる新たな指標はどうなるのか? など考えさせられる内容が多かった。2020/11/05
たらお
18
無形資産の価値について言及した本。その価値は株価とも連動するであろう。しかしながら、無形資産はアイデアが真似されやすいことから陳腐化しやすく、有形資産の価値は1年で4%減るだけだが、無形資産は1年で20%目減りするのだそう。価値を保とうとするほど、優秀な頭脳に経営資源が集中する構図にあるようだ。テクノロジーの加速により、会社経営も大変なことが分かるが、興味深いのは、移植ドナー探しのマッチングアプリというアイデア。売買だと違法だが書かれてある仕組みだと違法にはならないし、長期に待つことなく手術ができそう。2023/05/15
チャー
12
新しい技術が経済に与える影響を解説した本。様々なトピックを取材した記事が端的に幅広く記されている。昨今の経済の中心は無形であるサービス等にシフトしつつあるが、それらの需要と供給の流れや社会への影響が多くの識者の視点で紹介しており興味深い。 データ社会がもたらす社会の変化により利便性は向上するが、既存の経済システムとの齟齬が生じてくるのではと感じた。無料で提供されるサービスは、当然対価は何もないわけではなく自身の利用データを送付している。形のない商品の購入や価値を認めてはかる視野と感覚がより一層求められる。2022/07/03
ジュール
8
有形資産から知財のような無形資産へのシフト。デジタルが変える世界。しかし残念ながら新聞連載だからか1つの記事が2~3ページではどうしても内容が薄くなる。ただ「腎臓交換」のマッチングの話には感銘を受けた。経済理論が人の命を救う。2020/09/25
ひでき
3
誰が何の目的で書いた本か分からない謎の本ではあったが、それが斬新であるし、内容は勉強になる本であった。 有形資産→無形資産 国民総生産の算出方法など。2025/02/14
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