アジア燃ゆ

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アジア燃ゆ

  • 著者名:近藤大介
  • 価格 ¥980(本体¥891)
  • エムディエヌコーポレーション(2020/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295200024

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内容説明

【中国、香港、台湾、北朝鮮、激動するアジアの真実に迫る現地ルポ!】

新型コロナウイルスに揺れる中国。
混沌の香港デモ、総統選で反中を示した台湾。

春節明けの上海株式市場は大暴落、3月開催の全国人民代表大会も延期となり、最大の危機と囁かれる習近平政権。一方、半年以上も抗議デモが続く香港の街で著者が取材から得た現地の声。台湾蔡英文総統の再選は香港デモが追い風となったのか。第一線ジャーナリスト渾身の現地ルポ。緊迫の日朝首脳会談で得たスクープ、舞台裏で見た平壌の光景を明かす「小泉訪朝同行記」を完全併録。

――私はこの日の一週間ほど前、正確に言えば12月30日の昼12時38分に、武漠西駅に着いた。香港西九龍駅を午前8時5分に出発し、北京西駅に17時1分に到着する高速鉄道「G80」に乗って、中国大陸の2440キロメートルを8時間56分かけて縦断したのだ。2018年9月に開通した京港高速鉄道である。武漢西駅には約5分、停車した。多くの乗客が乗降したが、マスクを着用している人など皆無だった。武漢市中心病院の李文亮医師ら8人の医師が、危険な新型ウイルスが武漢で発生していることをSNSで警告したのは、この翌日のことだ。
(本文「第一章 新型コロナウイルスと中国リスク」より)

〈本書の特長〉
小泉訪朝の同行スクープ取材など、東アジアの政治、経済、社会情勢について精通する著者による最新リポート。著者自らが実際に現地を訪れ、取材した上で「見た事象」「アジアの今」をわかりやすく分析。「現代ビジネス」の人気執筆陣であるジャーナリストによる深い洞察力と的確な判断力で東アジアの政治・経済・社会の地殻変動に迫る新刊。

〈本書の内容〉
【目次】
■第一章 新型コロナウイルスと中国リスク
■第二章 荒ぶる香港――揺らぐ一国二制度
■第三章 脱中国に向かう台湾
■第四章 平壌の現実小泉訪朝同行記I
■第五章 中国の「植民地」化する北朝鮮小泉訪朝同行記II

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

89
香港について興味があるので「第二章 荒ぶる香港」のところだけ読んだ。香港の市井に住む人から将来に対する不安、生活苦などの本音が聞き出されていて興味深かった。現在の香港の不動産価格(住宅用)を1997年の時の価格と比べると約4倍って...。香港人のステータスは生まれ育った香港に自分の家を持つということらしいので、そら文句も言いたくなるわな。2020/10/17

Hatann

8
アジア燃ゆというタイトルのもと、コロナ禍の中国、香港、台湾、北朝鮮を語る。ホントは韓国問題のいまを掲載したかったらしいが、コロナ騒動のために現地入りすることができなかったために、小泉訪朝同行記を追記したのだという。中国・香港・台湾についてはホヤホヤの情報であり、こういう見方もあるかなとは思う。他方、北朝鮮については15年以上前の街中見聞録であり(小泉さんはでてこない)、東アジアの現在を語るような本に15年以上も前の情報を370頁のうち160頁も割く(しかも過去の著作からの転載)というセンスには驚かされる。2020/06/18

Kazuo Ebihara

1
MdN新書創刊第一弾。 信頼できる中国ウォッチャー 近藤大介さんの新作。 昨年末から今年初めにかけて、 激動の中国雄安、香港、台湾を取材。 併せて、2002年、04年の 小泉首相訪朝同行記を収録。 監視の目を盗んで街に飛び出し、 外国人のいない飲み屋や露店、 百貨店で飲み買いする著者。 中国語、韓国語に通じ、 現地に多くの人脈を持つ著者が、 足で稼いだアジア各国の庶民の生活と 政治の変化をレポート。 面白くない訳ない。2020/06/20

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