小学館文庫<br> そうはいかない

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小学館文庫
そうはいかない

  • 著者名:佐野洋子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2020/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094060461

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内容説明

笑ってしんみり。元気が出る物語エッセイ。

この本は、見事な「恋愛小説集」だ。フィクションとエッセイの間を行ったり来たりする不思議な作品ぞろい。これを物語エッセイと名づけることにしよう。2010年12月に刊行された単行本に、強烈きわまりない〈マチコさん〉を主人公にした中篇(筑摩書房刊『問題があります』所収)を加えた完全版。全34篇を収録。著者自身によるイラストレーションも多数掲載しています。

※没後10周年の企画として、表紙を差し替えました。
この作品は2014年5月より配信している『そうはいかない』の内容と同様のものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico🐬波待ち中

66
様々な女を題材にした短編が集まる「物語エッセイ」。確かに実話なのか創られた物語なのか迷う。どの女達もキョーレツで可笑しかったり呆れたり…。「似ているだけよ」のネッカチーフ女、「ラーメン」のトクちゃーん女、「五人目の女」のどうしても判の押せない女、そして最強な個性を放ち周囲の人々を翻弄する「或る女」のマチコさん!よくここまでクセのある女達を集めたものだと感心する。あーあーあー、と突っ込みたくなる。でも笑い呆れながらも、胸の奥を微かに突っつく針もあって、頁をめくる手が止められない。不思議な余韻の残る短編集。2017/04/30

パフちゃん@かのん変更

28
佐野洋子さんの物語エッセイ。実話かと思う短い話が33編。2020/10/15

ヒラP@ehon.gohon

27
面白すぎる個性的な「物語エッセイ」です。これが実話だったら登場人物はたまらないだろうと同情するくらいの、切れ味鋭い語り口調に引き込まれました。短編も面白いけれど、「或る女」は圧巻です。2021/03/16

momo

8
エッセイだったり、創作だったり、やや読みずらかったが佐野さんの周りの方々が個性豊かで面白い。さわのひとしさんの窓ガラス磨きには行動力に脱帽。2017/06/19

MOTO

7
読後、顔に手を当て久しぶりに動いた『表情筋』に気が付いた。(そういえば最近、号泣したり爆笑したり、してなかったなぁ…)佐野さんのエッセイ(物語)に大きく揺さぶられた『心』はとても満足気だ。2020/01/24

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