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内容説明
21世紀の新たなる覇者・ソフトバンク。その「強さの原動力」として注目されたのは「3軍育ち」。育成選手としてプロ入りした、たたき上げのプレーヤーたちだった。千賀滉大、甲斐拓也、牧原大成、石川柊太、周東佑京、大竹耕太郎――3軍制を取る球団は数あれど、なぜホークスだけが大成功を収めたのか? 王会長をはじめ、多くの選手・関係者への取材を元に解き明かす。その源流は、やはり“あの男”へと行き着いた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
44
何でホークスが強いのか。資金力だけじゃ無かった。むしろ育成の方がメインだった。周東の快足は確かに見ていて楽しい。甲斐ってそんなに小さかったんだ、、、2020/11/30
雲をみるひと
38
プロ野球ソフトバンクホークスの三軍に関するルポ。球団関係者、選手双方が取り上げられていて、なかなか大作。プロ野球界にあってホークスの革命的な視点とそれを作り上げたキーマンについてわかるが、あくまでプロ野球好きな人向けの本だと思う。日本で一番パワフルなスポーツコンテンツであるプロ野球がテーマなのでそのアプローチでも一定の読者がいそうだが…2021/12/05
しげき
28
オリックスファンですが、ちょっと敵情視察。充実した施設と育成力はもちろんすごいですが、無名の選手達の素質を見抜くスカウト達の力が一番すごいと思いました。当時無名の選手だった千賀滉大が入団するまでの逸話は非常に興味深かったです。 そしてホークスといえば王会長、やはり偉大な方です。現役の頃を知らない私からすると、もはや完全にホークスのイメージしかないです。2022/07/04
ま
22
経営と現場が一体となった仕組みづくり、スカウティング、そしてそれに応える選手たち。ファン冥利に尽きる一冊でした。永井とか星野とか20年前のエースが裏で活躍してるのもポイント高い。社会人野球の衰退とか少子化とか、当然かもしれないけど球団側も情勢を踏まえて手を尽くしてるんだなと思った。選手側からみても、特に石川投手以降の職業観と育成契約が噛み合ってきているのが興味深い。選手の個別のエピソードもみんなドラマチックだが、私としてはやっぱり甲斐を推したい。2021/02/04
フク
21
千賀滉大、甲斐拓也らを輩出したソフトバンクホークスの3軍、そして育成システムを理念から読み解く。 〈勝つために、そして、強いチームを作るために——。 根本陸夫から、王貞治へ。 その「魂」は、しっかりと受け継がれている。〉2020/07/07