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内容説明
江戸の人々を魅了する華麗な役者たちの世界の奥で、ひそかに毒の笑いを笑う謎の男。日本芸術史における最大の謎を秘めた絵師・写楽。寛政6年(1794年)から翌年にかけての10ヵ月のあいだに、役者絵など145点の版画を描き残して忽然と姿を消した写楽とは、実は誰であったのか? 演劇評論の俊英が、役者絵に描かれた歌舞伎を徹底的に検証。驚異的な発想と実証によって、まったく新しい観点から歴史の闇に光をあてる長編力作。消えた天才画家の正体に迫る衝撃の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumime
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何故か今頃になってはじめて読んだ。写楽実は…へ至る全編のミステリも面白いけれど、やはり、夫々の絵の読みが魅力的。四代目半四郎の信濃屋お半の醜にくさはその眉にあり、と看破する所がお気に入り。図書館で画集をひっくり返して見直した。豊国画くの半四郎にもその「持ち味」はでているのだけれど、ホンモノを見たような心地がしてハッとするのは写楽。自然ボテッと下へ重心のいく袖や裾に反してキュっと上がった跳躍するような上半身。踊りのある体の自由さが、半四郎のチャキチャキした「江戸の女」形をつくったのかも、というように。2013/08/05
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