内容説明
時効を目前にして、逃亡中の男が、強姦殺人容疑で逮捕された。弁護士は、猪狩文助。トレードマークは、薄汚い風呂敷包みと剥げたステッキ。80歳を越えているが、いったん法廷に立つと、「法廷荒し」の異名の通り、検事や証人、時には裁判官を向こうにまわし、絶妙のあざとい駆け引きで、被告に有利に導いていく──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カープ坊や
12
【猪狩文助 再読中4】 時効直前に 捕まった 強姦殺人の容疑者の冤罪をはらせるのか?裁判での駆け引きが 面白く 30数年前に猪狩文助のファンになるきっかけになった作品。 2014/11/01
LUNE MER
11
シリーズ初期の作品で、作中の事件に照らし合わせるようにして殺人の時効の中断に関する異なる法解釈が提示されるなど、法律に関する理論的な面白さはこの頃の作品が際立っている。昔は法学というものは文理解釈のみの無味乾燥とした世界というイメージを抱いていたのだが、条理解釈によって解釈が幅が生じ得るという不完全さ・曖昧さがあり、逆にそれが理論的には面白いとも言えるのかなぁと。(法学部の人から見たら分かってない奴発言かも知れないが。)2020/07/20
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