絵の内と外 谷川俊太郎の世界を描く

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絵の内と外 谷川俊太郎の世界を描く

  • ISBN:9784065191170

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内容説明

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銀座・ギャラリーゴトウで2016年より開催されてきた「谷川俊太郎の世界を描く」展。谷川俊太郎の詩と、詩をテーマに描かれた絵画とのコラボレーションは、まさに谷川俊太郎のことばを視覚化し、絵画の魅力を言語化する幸せな出会いを生みだしてきました。そのエッセンスをまとめた1冊。
谷川俊太郎の未発表詩「絵の内と外」収録。

── 活字だけ見ていると、言葉には意味しかないようにも思えますが、少なくとも詩の言葉には、意味だけではない映像や音や調べが秘められています。それらが化合してポエジーが現れるのだとしたら、詩と絵とは補い合うべく存在しているのだとも言えると思います。(あとがきより)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(C17H26O4)

76
谷川俊太郎の詩と絵画。絵画は「谷川俊太郎の世界を描く」という企画展のものとのこと。挿絵は時に文や文章の印象を固定化させてしまうけれど、この本の絵は沢山の絵描きそれぞれが様々な感性で描いたものとあって、こちらの読み方をとても自由にしてくれた。詩から受け取る意味に広がりをもたらしてくれた。2021/12/17

けんとまん1007

40
敬愛する谷川俊太郎さんの詩と、それにインスパイアされた絵とのコラボレーション。谷川さんの詩を、それぞれの画家の方がどう解釈して、どう表現されたのか。なるほど~ということしかできないが、知的刺激を受けるとともに、谷川さんの詩を読み直してみたり、その繰り返しで楽しみが広がる。2020/06/26

リッツ

25
素敵な本でした。絵は言葉の説明ではないし、共に響き合って世界を築いていく、何処までも。それは鑑賞者それぞれの胸に届き広がって行くのだと思う。生きているとは、この世界にいるとは、こういうことだなぁと感じました。2020/06/28

MINA

14
ふと、図書館で新刊コーナーより手に取ってみた。表紙絵に惹かれたのかな。《朝のリレー》はむかーしから見覚えあって好きだった記憶がある。《絶望》《建前》《静かな雨の夜に》《かなしみ》《魂に触れる》《芝生》《かわいそう》は結構好き。後半いくつかはちょっと理解と想像力が及ばなかった。絵も本当に素敵。普段の私みたいな穢れきって歪みまくった思考回路から、一瞬だけど何かとても純粋できれいな世界を垣間見ることが出来たような気がした。2020/06/25

遠い日

9
「谷川俊太郎の世界を描く」展なるものがもう既に3回も催されているという。ギャラリーのオーナー後藤眞理子さんの発案により始められたそうだ。絵と詩がコラボすることによって生まれる新たな世界が確かにあって、おもしろい。読み手はさらに、詩と絵の両方にインスパイアされるのだ。大好きな詩、「朝のリレー」もおさめられていました。2020/07/30

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