データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

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データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

  • ISBN:9784822288839

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内容説明

新型コロナウィルスの流行――
政府の対応が国によって違う裏側には、
各国民の「ナッジへの反応度」が関係していた!?

・日本人の、政府の働きかけに対する反応は、やっぱり「特殊」!?
・アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ……各国民はどう考えているのか?
・中国と韓国がいつも「過剰に反応」しているように見える理由

各国民の深層心理が見える、全世界規模調査を大公開!

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アメリカは活用に積極的。
デンマークは慎重派。
では、日本は……?

「ナッジ(Nudge)を用いることを検討している担当者、
そしてナッジに警戒心をもっている人々の必読書」
(大阪大学大学院経済学研究科 大竹文雄氏[解説]より)

“使える経済学=ナッジを
大事なプレゼン、キャッチコピーづくり、
マーケティング、コンサルティングの現場で、
賢く役立てよう

「誰が、どのように働きかけたら、大勢の賛同を得られるか」がデータでわかる。
「ナッジ」の提唱者の一人が贈る、「ナッジ」活用の基本原則。

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目次

解説 ナッジが備えるべき条件 大阪大学大学院経済学研究科 大竹文雄
はじめに 行動経済学(ナッジ)を最も有効に活用する方法
第1章 ナッジ導入における「世論」の重要性 
第2章 アメリカ(1) 調査結果のまとめ
第3章 アメリカ(2) 調査から明らかになったナッジへの反応
第4章 ヨーロッパでの調査結果とナッジへの評価
第5章 ナッジに対する世界的な評価は定まっているのか?
第6章 ナッジの真実
第7章 教育的ナッジと非教育的ナッジ――主体性からナッジを見る
第8章 ナッジについての7つの誤解
第9章 あらゆるナッジに適用されるべきわれわれの権利とは?
謝辞
註釈

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

9
書名としては原著のTrusting NUDGESの方が内容に忠実でわかりやすい。道具としてナッジを使いこなそう。『また、デンマーク、ハンガリー、日本については、政府への信頼が低いという説明のほうが自然である(これも推測ではあるが)。・・・「政府が何かを計画しているのであれば、それはたぶん悪いアイディアだろう」というものだ。・・・(p141)』そう、お上には近寄りたくないと昭和世代は刷り込まれて生きてきた!なにがなんでも野党に投票、では足りないようだと漸く気づく。2021/01/13

多分、器用です

2
ナッジがわかった2023/11/07

しんい

2
「ナッジ」に関心があり、全世界での調査結果を解説した本とのことだったので読む。ただ本書での日本の結果についての理由が「?」で、なんとなく設問の翻訳に問題があったように思う。それを考えるとほかの国も本当にここで分析した通りなのかなあ。ナッジがあることで具体的にどう行動が変わったか変わらなかったかを調べていった方が良いようにも思う。2020/10/23

アルミの鉄鍋

2
★3 国によって拒否感が違うナッジ。国民に強い強制なのかソフトな強制なのか、文章で促す。歴史から来る民族性も関わってくるんじゃないかなとも思う。みんなをある一方向に向かわせるってとても難しい。自由主義の名の下に、方向性を揃えるナッジ。この仕組みがバレた時、また、国民の考えは変わるんじゃないかな。2020/06/25

dexter4620

1
ナッジとは「選択する自由も残しながら、人々を特定の方向に導く介入」。国によってナッジへの反応が違うことに驚くとともに、日本が消極的ナッジに属する一国であることは意外だった。その理由は日本人として著者の考えとは異なるが、詳しくは本書の分析を読んでほしい。個人的にはナッジよりもどういうアンカリングを打つかが大事なのではないかと考えた。2024/01/13

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