日本でいちばん大切にしたい会社7

著者名：坂本光司【著者】

あさ出版（2020/04発売）

• ISBN：9784866671949

内容説明

ベストセラーシリーズ「日本でいちばん大切にしたい会社」第７巻。
「人にやさしい経営」の重要性、認知度が高まり、
「働き方改革」の時代の流れに合わせて多くの企業が「いい会社」への関心を高める中、
シリーズ第７巻目を刊行。

■掲載企業
・陰山建設(福島県郡山市)
　日本一の献血活動　を３６年間欠かさない、心優しい会社の心優しい経営
　
・昭和測器(東京都千代田区)
　頑固一徹。中小企業のたいまつを自分の手で灯し続ける会社

・フジイコーポレーション(新潟県燕市)
　優しさが大家族的経営につながり気が付けば１５０年企業に

・ＮＰＯ法人六星(静岡県浜松市)
　人生を取り戻すためにつくられた視覚障がい者の方たちの楽園

・ツマガリ(兵庫県西宮市)
　「利他自損の心」で日本一美味しいお菓子を作り続ける町の洋菓子店

・出雲土建(島根県出雲市)
　七難八苦をものともせず炭のパワーで住環境の改善に挑む

・生活協同組合コープみやざき(宮崎県宮崎市)
　たこ焼き１個でも売る「ありえないサービス」が組員の信頼を創る

今回、取り上げさせていただいた、７社いずれの企業も、
読者に勇気と希望を与えてくれるものと確信しています。


人をトコトン大切にしている「日本でいちばん大切にしたい会社」は、
社員の子どもの数が多いばかりか、ブレることなく利益をきちんと上げ、
納税責任も果たしてくれているのです。

その意味でも「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの中で登場するような
「いい会社」が、全国各地に多数、立地・集積すれば、近年言われているよう地域格差、
特に東京集中・地方の衰退という問題も同時に解決するでしょう。

こう考えれば、行政が、会社が、
そして私たち生活者が、いの一番に行うべきことは明確です。

急がれるのは、近年叫ばれている「働き方改革」ではなく、
その前提である「経営改革」「経営のあり方・進め方改革」であることを、
私たちは知らなければならないと思います。

■著者　坂本光司

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kentaro]

社員30名の小さな会社が、海底から宇宙まで、最先端技術を支える技術を生み出しているのです。まさに、「日本の中小企業の技術力、ここにあり」というべき会社だ。 「中小企業が生き残るためには、高い技術力がなければなりません。しかもその製品は誰もが簡単に真似できないスキマ製品である必要があります。それをグローバルに展開し、グローバル・ニッチ・トップ企業をめざすのです」

2022/07/09

[シャコタンブルー]

コロナによる未曾有の経済危機になっているが、ここに掲載された７つの会社は潰れないだろうし、潰してはいけない会社だと思えた。それ程、社員に愛され、その家族に愛され、取引先にも感謝される。そして地域の人達の幸せにも貢献している素晴らしい会社ばかりだ。こういう会社があることは日本の誇りだし、100年先にも存続して欲しい。フジイコーポレーション株式会社の霊柩車の場面や有限会社ツマガリの津曲さんの真摯な生き方には涙が溢れた。人を大切にする会社の活動と理念に触れて心が洗われた。

2020/05/20

[hiyu]

本シリーズもやはり自分の至らなさを思い知らされたなあ。どれも涙したが、個人的には炭八が印象に強く残った。もちろん少しでも、わずかでも良いので努力、継続したい思いが強くなった。

2021/06/08

[☆ツイテル☆]

フライヤー

2021/09/09

[はちみつ]

中日新聞の連載で初めて知りました。何度も目頭が熱くなった。こんな会社が増えたら幸せに暮らしていける人が増える。もっともっとたくさんの人に知って貰いたいと思った。自分の子供たちがこんな会社に就職出来たら良かったのにとも思いました。

2022/11/26