内容説明
日本人だけが知らない「現代世界を動かす原理」。◎韓国・朝鮮人の根底は今も「日本人は夷狄」◎外敵をつくらないと中国人に中国人意識は生まれない◎ユダヤ教を知らずにキリスト教とイスラム教は語れない◎兵役と民主主義はヨーロッパで同時に生まれた一卵性双生児…。ネットの情報は玉石混交、こんな時代だから、本物の教養が必要です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる坊
18
①世界のニュースを読み解くための必要最低限の知識②国民性、考え方、地学③今の世界の仕組みを知りたい人向け④日本含む東アジア、欧州、アメリカの成り立ちから、その国民性や考え方を一通り退屈することなく学べる。特に僕は【第4章】の近代ヨーロッパの解説が勉強になった。カルヴァンから資本主義、人権の確立、自然権の主張、そして市民革命が起こった。この影響力はすごい。またルソーの思想から、共産主義が生まれ、その後マルクス思想が世に広まることになる。 思想というものの大きさと怖さが、ヨーロッパ近現代でよく分かる。2020/03/31
メガネ
11
本書のような分かりやすい授業を受けていたら、きっと僕は世界史が嫌いになっていなかったと思います。さすが予備校の人気講師です。分かりやすい文章と、読者の興味を惹き付ける視点によって最後まで一気に読むことができました。何より「はじめに」の文章で、アケメネス朝とアルサケス朝との違いは現代人にとってどうでもいいから割愛する、と言い切るところでファンになってしまいました。本書を読めば中国、中東、ヨーロッパ、米国に関する歴史の重要事項と、現在のニュースとの関連性が分かるようになります。おすすめの一冊です。2021/02/17
Katsuto Yoshinaga
9
ソフトカバー版(9784828419107)を文庫で再読。私は読書中に気になったところに付箋を貼っている。今回も前回同様に、ムハンマド(政治家であり軍人の側面)、ルソーの思想(民主主義と議会政治の否定)、カルヴァン派と資本主義の親和性といったあたりに興味が向いた。忘却していたということでもあり、オモロイという気持ちと共に恥ずかしい気分も味わってしまった。今回の再読では、「カトリックのスペインやイタリア、罪の意識が薄い東方正教会の国であるロシアでは産業革命は起こらない」というキリスト教の講義(コメに続く)2025/04/15
ryuetto
7
情報量が多いので、全部頭に入ったとは言い難いが、非常に勉強になり、読み応えがあって、面白い本でした。 中国や朝鮮半島、ヨーロッパやアメリカ、イスラムの人々の考え方の基本は、どういう思想に基づいているのか? どういう歴史の流れで、そういうふうになっていったのか? 詳しく解説してくれたのは助かりました。2022/10/09
matsu.shin
7
予備校の先生らしくとてもわかりやすく興味をそそる記述が多く、社会人になり、学生時分の振り返りをするときにはとてもいい書籍です。 学生時代にこういう本があればもっと楽しく世界史を勉強できたのに、、2020/08/30
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