内容説明
『受け継ぐものに贈ります』。柊木すみかが、そう書かれたレシピ帖を見つけたのは、大学入学を機に、亡き祖父母の家で一人暮らしを始めてすぐの頃。料理初心者の彼女だけれど、祖母が遺したレシピをもとにごはんを作るうちに、周囲には次第に、たくさんの人と笑顔が集まるようになって――。「ちらし寿司と団欒」、「笑顔になれるロール白菜」、「パイナップルきんとんの甘い罠」など、季節に寄り添う食事と日々の暮らしを綴った連作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なな
20
自分と大切な人の為にごはんを作りたくなりました。終始あたたかな優しい雰囲気で癒されました。ごはん作りの過程が文章になっているので、まるでレシピ帖のようでもあります。すみかと瑛太が純粋で真っ直ぐな気持ちをお互い相手にぶつけるので微笑ましくもありますが読んでいて気恥ずかしくなりました。若いなぁと感じ自分が歳をとったと実感させられました苦笑2020/05/01
misalyn
9
おばあちゃんが残してくれたレシピを元に、大切な人のために(喜んで食べる顔が見たくて)一生懸命にお料理する女の子の話。中高生向けの話かな?恋愛の部分はおばさんには恥ずかしすぎるというか…ε-(´∀`; ) せっかく多種多様な食材でお料理しているので、レシピが載っていたら良かったのになぁ2021/01/20
sugar&salt
9
すみかちゃんと瑛太くんが微笑ましくて、ほっこり幸せな気持ちになれるお話。お祖母ちゃんが残したレシピノートをもとにすみかちゃんが作るご飯がどれも美味しそう。2人のように穏やかに日々を過ごせる人間になりたい…。あと、 大根はどんな料理にしたのかが気になる。2020/09/11
magaokun
2
大学入学と同時に祖父母の家であった一軒家で一人暮らしを始めた すみか ちゃんが、おばあちゃんが残したレシピノートを見つけて料理を始めてから卒業までの4年間の物語。 、、、、幸せしかありません、速攻で見つけた彼氏と共に読者も胃袋を掴まれます!2024/11/03
ぢぢぃ
1
ほっこり2022/10/03