内容説明
米の豊作で江戸では酒が余り、各酒問屋は販売不振に悩む。
そこで卯吉が思いついたのは、各問屋が酒と呑み手を出し、
一番多くの量を呑んだ者が優勝するという「大酒呑み競争」。
義母のお丹や二人の兄、そして他の酒問屋の思惑を前に、
卯吉は強敵を抑え、見事一番をとることはできるのか――。
老舗大店を救うため、今回も若き手代の卯吉が奔走!
大人気シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
97
下り酒一番4作目 2020.04発行。字の大きさは…小。霊岸島新川河岸の老舗の下り酒問屋・武蔵屋の妾腹の三男坊・卯吉の成長物語です。昨年は、米が豊作のため幕府のお達しで酒が多く作られ、酒問屋も多く仕入れているが、売れ行きは芳しくない。卯吉は、酒問屋組合の寄合で「大酒の合戦」をおこなうことで、酒の消費を増やすことを話す。武蔵屋の主・市郎兵衛の妾・おゆみに男の子が生まれる。市郎兵衛と母親・お丹は、市郎兵衛の妻・小菊と一人娘・おたえを追い出しておゆみと男の子を入れようと思っている。この頃、卯吉と、小菊とおたえ→2020/07/09
nyanlay
7
相変わらず市郎兵衛親子は憎たらしいですね。それに相反するように小菊、おたえ親子はいじらしい。いくら今よりも娯楽が少ない時代でも他人が延々とお酒を飲んでいるのを見て楽しいかな?2021/04/10
ひさか
6
2020年4月講談社文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。卯吉はにも少し確かな目指すところが見えたようで喜ばしいことです。どこへ向かうのかはまだ不透明ですが、楽しみです。2020/06/28
いくみん
5
卯吉さん、またまた難題を吹っかけられる。 下り酒問屋の為に妙案を出すもあの手この手で邪魔される。 でも助けてくれる人も多い。 小菊さんとは、どうなるのかな? 次作も楽しみ。2022/03/18
taku
4
今回も卯吉の大活躍。 おかみと迷惑息子ら武蔵屋の奉公人の他は少しずつ卯吉に寄ってくるようになった。小菊の思いやいかに? そして、桑造は何処に?2024/08/14
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