内容説明
平成に入ったころ、アイドル界は「冬の時代」と呼ばれていた。その後のアイドル女優の隆盛、グラビアアイドルの爆発的な流行、グループアイドル戦国時代、そして現在の坂道ブームを思えば、信じられないことだ。アイドル冬の時代に蒔かれた種が、平成という時代を経てどのように多種多様なアイドルを生むにいたったのか。CMやバラエティ、映画、グラビアといったアイドルが活躍するジャンル、ライブやファン、プロデューサー、オーディションなどのアイドルを形作るものをテーマに、平成において輝いたアイドルたちをピックアップ。アイドルは私たちの生き方すべてを肯定する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
3
アイドルにとって平成とは何だったのか?それは歌の要素が減退し、可愛ければアイドルという記号化が進んだ歌手以外のアイドルビッグバンの時代だ。CMから生まれたアイドル(宮沢りえ、広末涼子)、グラビアからのアイドル(ほしのあき、熊田曜子、インリン)、女子アナ(八木亜希子、河野景子、有賀さつき)、スポーツ選手(福原愛)、アイドル女優(菅野美穂、新垣結衣)など。モーニング娘やAKB48なども含め、アイドルの主戦場は歌だけでなく、バラエティも含まれ、自身の一芸やキャラ、コミュ力の勝負になっていく。(続)2022/09/30
よむよむ
1
昭和の歌中心のぶりっ子vsツッパリ→歌以外に俳優、グラビア、女子アナ、アスリート、CMに多様化し、清純派vsヤンキー、大人数化、脱思春期、アイドルの人間宣言…。 ややこじつけか?と思えない部分もあるもが、時代の要請に応えたアイドルが人気を博してきたのは確かだろう。 ファンの心は、虚構の世界からリアルな生き様になってきたのか?コロナ後の時代は何を求めるのだろう。2020/09/05
史
0
流行りの平成振り返り本。まあ、広く浅く。2020/03/18