竹書房怪談文庫<br> 恐怖実話 怪の残響

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竹書房怪談文庫
恐怖実話 怪の残響

  • 著者名:吉田悠軌【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2020/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801922211

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内容説明

この男は、触れてはならぬ禁忌を炙り出す――
現場・資料を徹底調査!心霊現象の裏に隠された恐怖を覘く!

徹底的な資料蒐集や現地取材によって怪異をリアルに掘り起こすルポルタージュ怪談の旗手・吉田悠軌が綴る怪奇実録最新作!

・丹沢の山中で目撃した浮世離れした異形の姿とは…「芥子色の女」
・奥多摩のキャンプ場近くで耳にした不可解な異音、調査を進めるとおぞましい猟奇殺人事件との がりが…「左手と髪」
・酒場で出逢った謎の老人が語る在りし日の強烈な恐怖体験――業と恨みが導く暗鬱な真実「奈落」など35篇の怪奇譚を収録。

昏い陥穽に響く音は亡者の嬌声か、それとも生者の悲鳴か……。

著者について
吉田悠軌 (よしだ・ゆうき)
怪談サークルとうもろこしの会会長。
怪談の収集・語りとオカルト全般を研究。
著書に「怖いうわさ ぼくらの都市伝説」シリーズ、『恐怖実話 怪の残像』『恐怖実話 怪の手形』『恐怖実話 怪の足跡』『うわさの怪談』『日めくり怪談』『禁足地帯の歩き方』『一行怪談』『怪談現場 東海道中』など。
月刊ムーで連載中。オカルトスポット探訪雑誌『怪処』発行。
文筆業を中心にTV映画出演、イベント、ポッドキャストなどで活動。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

183
既読の「一行怪談」シリーズでも独自の異彩ぶりを発揮されていた吉田悠軌さんは今回ノーマルな実話怪談でも手放しで信頼できる職人芸を味わえましてもっと好きになりましたね。ルポルタージュ怪談の旗手であるとの事で怪異も荒唐無稽ではないリアルさを感じますね。現代怪談落語になりそうな最後の台詞が秀逸な一編。『今夜』広告代理店に勤める修司さんが大型プロジェクトの打ち上げの立食パーティーの会場で休憩していると仕事仲間のフユミが「今夜、帰るところがないんですよね」と声を掛けて来る。彼女には恋人がいて同棲していると聞いていた。2021/01/03

HANA

73
実話怪談集。実話怪談作家の中には安定して読める人が何人かいるけど、著者もその一人。どの話も実話怪談らしい実話怪談で、インパクトに欠けるもののどれも平均以上の出来。「開かずの便所」みたいな嫌な因縁を感じさせる話や、何かがあるのはわかるがその何かがわからない「うおこさん」や「はげたオウムの話」みたいな事象の背後を感じさせる話まで、その内容は幅広いし。あと水と怪談の関係を主張している著者らしく、「池にたつ家」みたいな話も面白い。常々思ってたんだけど、この辺民俗学の「境界」と絡めたら面白いんじゃなかろうか。2020/05/03

眠る山猫屋

63
実話怪談系。厭ミス的な怪談『ちっちゃな手』や『今夜』のおぞましさ。殺人事件にまつわる怪談、猫塚の周囲で連鎖する異常事態。場所がかなり特定できるのでリアリティが強い。近づきたくないなぁ。〈日本の夏は、やっぱり怪談 其の三 和洋折衷〉参加作品。2021/08/23

ヒデキ

33
再読、具体的な調査をされているので、怖さが膨らみます2022/01/18

ヒデキ

33
吉田さんの語り、やっぱり、面白いですね2021/12/23

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