幻冬舎文庫<br> 読書という荒野

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幻冬舎文庫
読書という荒野

  • 著者名:見城徹【著】
  • 価格 ¥658(本体¥599)
  • 幻冬舎(2020/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344429628

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内容説明

人は、自分の「言葉」を獲得することで、初めて自分の人生を生きられる――。見城徹は
いかにして道を切り拓いてきたのか? 正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深
い思考がなければ、人生は動かない。読書をして自己検証する。自己否定する。自己嫌悪
との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。出版界の革命児が突き付ける、究極の読書論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

78
出版界の革命児として知られる幻冬舎・代表取締役である見城徹が読書を通して切り拓いてきた自らの人生を紹介し、読書についての持論を展開する。著者の読書に対する情熱は凄まじい。本書に込められた熱量も相当なものを感じた。◆"娯楽の読書"から一歩進め、読書から「自己検証」し、「自己否定」する。自己嫌悪との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。◆なんだか、私が読書が趣味ですっていうことも蹴散らされた思いだ。恋愛や旅でも他者への想像力が養われるが、私たちの人生は短い。読書によって経験することのなかった人生を追体験しよう。2022/12/31

Kentaro

50
人は自分が思っているほど自分のことを見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない。粘り強く良い仕事をしていれば、誰かが見ていてくれる。 夢や希望を語るのは簡単だ。語り始めたら自分が薄っぺらくなる。野心も同じだ。自己満足でしかない。そんなものは捨てて、日々を自己検証しながら、圧倒的な努力を積み重ね実績を得るのだ。楽天の三木谷さんは、二日に一足靴を履き潰し、出店者を探し回り、サイバーエージェントの藤田さん、GMOインターネットの熊谷さんも皆同じだ。圧倒的な努力で実績を作るのが先だ。2020/08/05

yokmin

29
ブックカバーの著者写真はどうかと思うが、本文2ページ目の『読書で学べることに比べたら、一人の人間が一生で経験することなどたかが知れている。読書をすることは、実生活では経験できない「別の世界」の経験をし、他者への想像力を磨くことを意味する』という文章に惹かれて読むことにした。著者が挙げた多くの本は、恥ずかしながらほとんど未読。来年には読んでみたい。宮部みゆき「火車」、恩田陸「ミツバチと遠雷」、アンドレ・ジッド「地の糧」、高村薫「リヴィエラを撃て」佐藤優「十五の夏」、高橋和巳「邪宗門」等々。2020/12/18

みんく

17
今年のベスト!最近流行りの、読書のススメ本とは違う。上っ面な内容じゃない。まず表紙。なんで強面のおっちゃんが上半身裸で写ってるんだ。出版業界なんて知らないので、この見城徹も知らなかった。しかし幻冬舎文庫というと、あるとき急にあのターコイズブルーの背表紙が書店に並んでいて、新しい出版社なんて作ってやっていけるんかなと、素人ながらに思ったのを今でも覚えている。その幻冬舎の社長だとは。作家が20人以上出てくるが、それぞれに関係が濃い!五木寛之も、山田詠美も気になる。大嫌いな石原慎太郎の著作さえも興味を持たせる。2021/01/24

べる

16
生きることを真剣に考えると必然的に読書に活路を見出だす。筆者の経験から本は人生を変える力があると分かった。弱さを強さに、恐怖を自信に変えるために誰よりも練習を重ねる必要あり。売れる条件は独創性、極端、明解、癒着。人と会うとき常に刺激的で新しい発見のある話をする。何度も会いたくなる人になる。他の人ができないことをやる。人を動かすのは言葉。豊富な読書体験を経なければ武器となる言葉は獲得できない。現状維持の方が楽だが、リスクがある方に進まなければ何も生まれない。読書、旅、恋愛をやりきることで人生を豊かにできる。2022/04/16

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