小学館新書<br> 「過干渉」をやめたら子どもは伸びる(小学館新書)

個数:1
紙書籍版価格
¥902
  • 電子書籍
  • Reader

小学館新書
「過干渉」をやめたら子どもは伸びる(小学館新書)

  • ISBN:9784098253708

ファイル: /

内容説明

教育改革最前線。うちの子はどうなる?

学習指導要領が約10年ぶりに改訂され、2020年度より小学校、2021年度より中学校で実施。かたや大学入試制度改革は迷走し、日本の教育が大きな転換期を迎えている。

一方、国際経営開発研究所が発表した、主要63か国の「世界競争力ランキング2019」では、日本は順位を5つ下げ、30位に急落。東アジアの中でもシンガポールや中国、台湾、タイ、韓国の後塵を拝し、もはや日本型教育では、国際社会で通用しないことは明らかだ。

さらに近い将来、現在ある職業の大部分がAIに取って代わられるといわれる。
「いい学校に入れば、いい生活が送れる」時代は終わった。

こうした危機的状況にいち早く気づき、子ども主体の教育に舵をきってきた人がいる。
1人は「校則なくした中学校」の校長、もう1人は名門男子中高一貫校の理事長、最後の1人は子育てやいじめ問題に真正面から取り組んできた教育評論家だ。

立場の異なる教育最前線の3人が、意外と気づきにくい「子どもが生まれ持つ本来の特性」を解きながら、才能を伸ばしていく方法を明らかにする。

学校に息苦しさを感じる親も子も、教壇に立つ先生も、ぜひ読んでほしい1冊です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムーミン

32
自分で考え、行動すること。コロナ対応の中で誰もが共通して経験し、一人一人が感じたこと考えたことを活かして、皆と同じでなくてもいい、自分の考えを、子どもたちから引き出してあげたい。そこから、今年度の学校づくりを初めて行きたいと思います。2020/05/23

turtle

7
評判の良かった2019年の講演会をまとめた本。 世田谷区長の保坂さんが元々教育ジャーナリストとは知りませんでした。 同調圧力という言葉が随所に出てきましたが、大人も子どももこれに苦労させられることが多いと思います。 コロナの抑止力にもなっているけれど。2021/08/10

貧家ピー

7
2019年に桜丘中学校保護者の有志が、世田谷区 桜丘中学校 前校長 西郷孝彦氏、教育評論家 尾木直樹氏、 麻布学園理事長 吉原毅氏を招いて開催した教育に関するトークイベントの内容を基に再編集した本書。大阪・隆祥館書店 トークイベントを機に読了。 10年振りに学習指導要領が改訂され、答えは一つという教育から、一つとは限らない答えを探すという教育への、大転換が図られていることを知った。自分の頭で考えて行動できる子どもを育てる。企業の人材育成にも、非認知能力の向上という観点は重要かもしれない。2021/02/08

あーちょ

7
子供の生きる力を育成するためには、学校現場と家庭の両方の意識改革が必要だ。どちらか一方への押し付けではうまくいかないだろう。今はなんでも学校へ押し付けすぎている。共働き家庭が忙しいのも理解できるが、だから学校がブラック職場となるのだ。子供たちの力を信じ、真の学力につながるのか考えていくほどの、時間と心の余裕も必要なのではないか。その犠牲者が子供となってはいけない。 2020/12/29

乱読家 護る会支持!

6
人は行動について管理されたり、知識の詰め込み教育を行うと、どんどんどんどん頭が悪くなる。 自分の頭で考えない、自分で状況判断しない、好奇心がわかない。 で、、、社会で「使えない大人」になる。日本社会の「使えない大人」が増えると、当然、他国との競争に負ける、、、 インクルーシブ教育については、マイノリティへの理解や、不登校、いじめなどの問題解決としてとらえる文脈が多いと思われるが、日本の活性化の視点でも、管理しない自由な教育を広めてもらいたいと思う。2020/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15366640
  • ご注意事項