内容説明
市場を歩けば、いつだって目もさめるような果物・野菜、魚介類が溢れている。大河メコン──チベットの氷河から流れでた一滴は、中国雲南省を経てインドシナを縦断、ベトナムのメコンデルタへいたる。アジアの水辺で営まれる豊かな暮らしに魅せられた旅人がきわめた、多彩な民族と食文化。大河メコンの豊饒に酔う旅!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本匠
8
本を手に取った時は、この「私的」という文字に気付かない。わからない様にしているのかな。おそらくそうなのだろう。森枝さんの本は何冊か読んだはずだけれど、なぜ、自分が写真家に、そして「食」に引き込まれたのかという部分に踏み込んだ本は初めてだろうか。知らないだけだろうけれど。 水俣でユージン・スミスと出会ったんだ。2016/09/06
てくてく
4
高校時代に世界的に有名な写真家ユージン・スミスとであったことを機に写真家を目指す。当初はベトナム戦争などの戦場フォトジャーナリストを志すが、政治よりも人、人よりも食事ということで、食事を中心に取材を行うようになる過程をつづっており、興味深かった。個人的に関心のあるシーサパンナの取材がとても面白かった。2014/07/26
結きち
1
アジアの歴史と食を一気に学べる本です。 タイ料理が無性に食べたいです。2011/10/29
てんてん
1
森枝さんが食をライフワークにするまでに至った過程が細かく書かれていた。またアジアで食べたもの、見たものについても書いてあって、タイムスリップして旅をさせてもらっているようなわくわくした気分にさせてもらいました。今より少し前の年代のことも書かれていたので、その意味でもためになりました。2011/02/15
シゲフジ
0
残酷な歴史の中にあった東南アジア、そして豊かな食文化が花開いていく治世。一冊の本のなかで起伏がすごすぎる。2018/04/02
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