集英社文庫<br> 絆 走れ奇跡の子馬

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集英社文庫
絆 走れ奇跡の子馬

  • 著者名:島田明宏【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 集英社(2020/04発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087440799

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内容説明

拓馬の家は福島県南相馬の競走馬生産牧場だ。2011年3月11日、東日本大震災の津波で牧場は壊滅。愛馬シロは子馬を産み落とし事切れた。恋人も失った拓馬に唯一残された希望である子馬は「リヤンドノール(北の絆)」と名付けられる。競走馬として成長して迎えた日本ダービー。拓馬の、福島の思いを背負うリヤンは奇跡を起こすのか。伝統の祭、相馬野馬追の地を舞台に描く、人と馬の祈りの物語。

目次

プロローグ
二〇一〇年 相馬野馬追
二〇一一年 東日本大震災
二〇一二年 イヤリング
二〇一三年 競走馬デビュー
二〇一四年 日本ダービー
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

27
読み始めたら止まらなかった。何となく、最後が想像できていたが、そこに至るストーリーが楽しめた。東日本大震災、福島の地と絡みながら、更に、人と馬との成長とコミュニケーションは、いろいろなことを考えさせられた。人馬一体と言う言葉の奥深さだ。何故、馬は、あれだけ賢く、強く、優しいのだろうか?2020/05/13

むつこ

25
表紙の馬のイラストがかわいくて本屋さんで手に取る。東日本大震災の直後に生まれた福島の馬のお話でTVドラマ化された「キズナ」の原作で文庫化され「リヤンドノール」に名前が変更、ドラマは5分かからずリタイアしたのだった・・・震災から10年近くがたっても未だに線量や除染に苦労している姿に、今を生きる馬や周囲の人々の暮らし(祭り)を見守りたい。(イラスト同様、リヤンがかわいらしい小説です)2020/04/18

しげき

10
ドラマ版は震災、福島の人々、野馬追に焦点が合わせられていたが、原作は震災の日に福島で産まれた奇跡の子馬、リヤンドノールが中心に描かれてました。競馬好きの私からすると出来過ぎた話だなと思うが、リヤンのひたむきに走る姿には感動しました。2021/08/28

anken99

4
震災、キズナ・・・。3.11に生まれた仔馬と、それを取り巻く人々の人間模様。結末は読む前から誰でもわかってしまうわけではあるが、それ以上に、競馬に関する丁寧な描写が、さすが島田さん。やはり競馬ファンにはたまらない。それはさておき、相馬野馬追、あらためて興味を持った次第。巻末のあとがきにあったが、木幡元騎手は引退後に相馬野馬追に参加されているのだなあ。あとは、本作はあくまでもフィクション。とはいえ、登場人物のモデルをあれこれ想像するのも楽しい。2022/04/17

よーさん

2
★★★★2021/02/15

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