内容説明
この地に神である始祖王が降り立った瞬間から世界の歴史は始まっている―――始祖王伝説を有するアハティ皇国の皇子・ティファレトは金髪碧眼の類稀な美しさを持つ青年。外遊に出ていた折り、王と王妃である両親の訃報を知らされる。両親を殺したのは同盟国であり友好関係を結んでいたはずのアッシャール王国国王・クラウディウスだった…! 復讐にとりつかれたティファレトはクラウディウスを殺すため楽士に扮して近づくが、気に入られた末に愛人として囲われることになってしまい…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
16
遊説中に祖国を侵略され、両親を殺された皇子が現場に残された剣の紋章から同盟国王の裏切りと思い込み復讐に動き出す。んですが、もうちょっと色々情報を集めるなりしなよと思っちゃいました。しかも侵略された国民も放置して復讐って本末転倒じゃない?早とちりと思い込みの強い皇子には、腹芸も出来る攻が付いてないと危ないだろうな。多分これが巫女姫とかならあんまりイラッとしないんだろうけど、皇子だとハードルが高くなるのは自分の中の性差別かもしれないけど。2019/05/29
*ちえ*
11
紙本。王×皇子の復讐もの、再会ものファンタジー。表紙でわかるようにもふもふ成分もあります♪しかし父母を同盟国の王に殺されと思い復讐しに行く前に自国はどうなってたのかな?って気になりました。その同盟国が建て直しているようだったけど...まぁ出来る攻めというか名誉挽回を頑張る腹黒い攻め様の掌の上という感じ。ラストの匂わせ..2019/06/03
tanya
4
あらすじ買い。スラスラと読める展開。スーパー攻様だし受は箱入り皇子なので、仇同士と言っても戯れている感じが満載。なので安心して読めます。イラストが綺麗。2023/06/05