イースト新書Q<br> カラー版 身近な鳥のすごい食生活

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イースト新書Q
カラー版 身近な鳥のすごい食生活

  • 著者名:唐沢孝一【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • イースト・プレス(2020/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781680644

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内容説明

スズメが群がり鳴きながら食べるのはなぜか? 共喰い・死体喰いも辞さぬカラスの食欲、強靭な胃袋で硬い実をすり潰すハト、人や動物の行動を利用して巧妙にエサを捕るハクセキレイ…。鳥が空を飛ぶには高カロリーが必要である一方、肥満は飛翔の大敵。「軽量化」が生きる術である鳥たちの食生活は工夫と策略に満ちていた! 都市に暮らす鳥を長年観察しつづけた著者が、適者生存のサバイバルを生き抜く鳥たちの食卓に迫る。この一冊で、身近な鳥を「見る目」が変わる。


【目次】
はじめに
1章 都会の鳥
2章 郊外の鳥
3章 秋・冬の鳥
4章 水域の鳥
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

62
鳥は可愛いんだけど、エサの昆虫や動物死体がややグロく、閲覧注意と言いたい。キジバトやハクセキレイが都市に進出したのは1970年代なんですね。何があったっけ?日本列島改造論?2024/03/28

ホークス

46
2020年刊。身近な鳥たちの食生活を解説。カラー写真満載で楽しい。吸蜜に適応したメジロの舌は管状で、先の方は極細のブラシとなり一瞬で蜜を吸い取る。小さな猛禽と言われるモズは獲物を引き裂いて食べる。木の枝などに刺すハヤニエ行為は、足指の力で餌を固定できないため。レンジャクは樹木に寄生するヤドリギの実を好んで食べる。実に含まれる粘液と種子が糞とともに排泄され、樹木に貼り付いて発芽する仕組み。とにかく生々しい写真が多い。捉えたヒヨドリを水に沈めて弱らせるアオサギが怖い。飛行する飛魚を追うカツオドリはカッコいい。2023/10/25

booklight

38
思ったよりもマニアック。身近な30種の食生活を写真で紹介。しっかり観察した中での写真なので、『ダーウィンが来た』以上に生生しい。花の盗蜜も色々で、花ごと取ってしまうワカケホンセイインコ、花粉まみれになるメジロ、横に穴をあけるスズメなど。アオサギはあまり人に慣れないと思っていたら、釣り人におねだりするアオサギがいたり、ムクドリがみかんを食べない理由(ショ糖を分解できない)、モグラを利用してミミズを捕まえるツグミなど、より幅広い視点から鳥を観察していて、驚きも多かった。写真が生生しいのは観察の人だからか。2024/01/20

たまきら

37
読み友さんの感想を読んで。好きで観察しているほうなので、同好の方の本は楽しいです。銀ぱちのなおこさんがツバメの回で登場し、食べているのはオスバチだ、とするエピソードは面白かった!私が高校でミツバチを飼っていた頃も、ツバメが頻繁に来ていたものなあ…。百花園の佐原さんによると、ツバメのひなの生存率はミツバチがいた頃上がったそうです。カラスのグルメっぷりはさすがで、初めて見聞きすることも多かったです。ワカケホンセイインコが上野で見られるとは知らなかったので、ぜひ近々見に行きたい。…隅田公園にも来るかしら?2024/03/21

あたびー

22
花や実ばかり食べているのかと思っていた鳥も結構虫とか食べているんだなあ。スズメやシジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハトなどごくごく身近な鳥たちのリアルな食生活が迫ってきます。ひと口に木の実と言ってもその鳥のくちばしの形状などによって好むものや食べられるものが違うと言うのも学習できました。いつか秋ヶ瀬公園へ行って納豆みたいにつながったヤドリギのフンをするレンジャクを見てみたいです!2020/03/25

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