幻冬舎新書<br> 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

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幻冬舎新書
植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

  • 著者名:田中修【著】/丹治邦和【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 幻冬舎(2020/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344985858

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内容説明

トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを楽しく解説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

105
毒を持った植物のこと。サブタイトルは草・木・花のしたたかな生存戦略。身近な植物ではニラとスイセンの誤食がおおいらしい。じゃがいもの芽の中毒も時々報道される。なぜ植物はそのような毒を保つ必要がああるのかがわかりやすく書かれている。また毒が転じて薬になることも多い。漢方などで多く使われているようだ。その点人の中には毒にも薬にもならない人も多いと聞く。わたしもその一人であることはたしかなようだ。図書館本2022/11/13

たか

46
普段ノンフィクションものはほとんど読まないけど、仕事で『有毒植物』についての話しをすることになったので、俄か勉強。 ▼毎年、春先から初夏にかけて、ニラとスイセンの誤食など、食中毒事件が多発しており、死者も出ることがある。スイセンは、ヒガンバナ科の植物で、有毒物質リコリンが含まれている。このスイセンと、イヌサフラン、そしてジャガイモの3つが、身近な三大有毒植物と言われている。2022/06/11

てつのすけ

46
題名に惹かれて読んでみた。植物に、毒がある理由が述べられていたのは、ジャガイモくらいで、あとは、植物には薬となる成分等があるということが述べられていた。個人的には、毒がある理由を知りたかったので、そういう意味では期待はずれであったが、どの植物に、人間にとって必要な栄養があるのかを知ることができたのは、自分自身にブラスになったと思う。2020/05/31

寝落ち6段

15
植物は生き抜く工夫として毒をもっているらしい。ただ、それを毒と判断しているのは人間であって、もしかしたら植物は違う理由でそれをもっているのかもしれない。普段食べている野菜や果物、生けてある花、その辺に生えてる雑草、皆それぞれ個性があって面白い。我々人間はどれだけお世話になってきたことだろうか。そしてこれからも恩恵を受け続けるだろう。だからこそ、こういうことを知るというのは、単に雑学として捉えるのではなく、恩恵の享受に感謝し、畏敬の念を抱くことに意義があると思う。2021/03/30

withyuko

10
じゃがいもの緑色の部分は食べてはいけないんだな~と。植物は、芽を出したり成長する過程では食べられないように毒をもつことが多いんですね!にらとスイセンの葉っぱを間違えるとか、すずらんってきれいな花だけど毒があるとか、アジサイの葉っぱは食べちゃいけないとか、勉強になりました。トリカブトの毒とフグの毒を同時摂取するとお互いの毒性を打ち消しあい、死に至るまでの時間が伸びる?とかいろいろ怖いお話も載ってました。2021/03/25

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