すぐに役立つ統計のコツ -医学統計編-

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すぐに役立つ統計のコツ -医学統計編-

  • 著者名:情報統計研究所【編】
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  • オーム社(2020/03発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784274218163

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内容説明

実例に基づいた例題とわかりやすい図,丁寧な解説で効率よく学習!
 医療でも統計は、研究、実験、学術誌投稿、臨床など様々なシーンで活用されていますが、多くの方は高価な統計ソフトを使いこなせていないのが現状です。本書では、最も普及している「MS-Excel」を利用して、初心者でもすぐに解析できるように、実例に基づいた実用的手法をやさしく丁寧に解説しています。

目次

第1章 統計をはじめる前に
第2章 分析の準備
 1.データレコードの作成
 2.データの特徴を知る ~データの分布とバラツキ~
第3章 2つの代表値(平均値・中央値)の比較
 1.ヒストグラムを作成する
 2.代表値を比較するとは?
 3.2つの代表値を比較する ~独立2標本の有意差検定(推定)~
  ・基本統計量の記載方法
  ・ウイルコックスンの順位和検定の方法
   ①Excelで検定統計量を求める
   ②検定結果をグラフにまとめる
  ・ウエルチのT検定の方法
  【例題1】痩せと肥満の中性脂肪(TG)の比較
   ①Excelで検定統計量を求める
   ②検定結果をグラフにまとめる
 4.2つのデータの差を比較する ~対応する2標本の有意差検定~
  ・ウイルコックンの符号順位検定の方法
  【例題2】食事運動療法と血圧の比較
   ①Excelで検定統計量を求める
   ②検定結果をグラフにまとめる
  ・対応のあるT検定の方法
  【例題3】食事運動療法とBMIの比較
   ①Excelで検定統計量を求める
   ②検定結果をグラフにまとめる
 5.まとめ
第4章 3つ以上のデータの差を比較する
 1.ホルム-ボンフェローニによる方法
  【例題4】血中コレステロール改善剤投与の効果
   ①Excelで検定統計量を求める
   ②検定結果をグラフにまとめる
 2.チューキのHSDによる方法
  【例題5】血中コレステロール改善剤投与の効果
   ①Excelで検定統計量を求める
 3.一元配置分散分析(one way ANOVA)
   ①Excelによる分散分析の方法
 4.クラスカル・ウォーリス(Kuraskal-Wallis)による分散分析
   ①Excelによる分散分析の方法
 5.まとめ
第5章 比率の差を比較する(クロス集計)
 1.後ろ向き研究(Case-Control study)
  ・分割表形式による分析
  【例題6】分割表のためのダミー変数を作る
  【例題7】性別とコレステロール
   ①Excelによる正規分布近似の方法
   ②Excelによるフィッシャーの直接確率計算の方法
   ③Excelによるオッズ比(Odd ratio)の計算
  【例題8】年代別の血中コレステロール値の比較
   ①3つ以上の比率の差を比較する ~カイ二乗検定~
   ②3つ以上の比率の差の組合せ ~多重比較~
   ③検定結果をグラフにまとめる
 2.前向き研究(Cohort study)
   ①相対危険度(リスク比)の求め方
  【例題9】アスベスト暴露と胸部レントゲン(Xp)所見(仮想)
 3.スクリーニングにおける2×2分割表 ~効果指標~
  【例題10】定期健診での所見の配置(仮想)
 4.知っておきたい衛生・疫学の指標
  ・粗死亡率と訂正死亡率
  【例題11】年齢階級別死亡率と訂正死亡率
 5.まとめ
第6章 2つのデータの関連性をみる(相関と回帰)
 1.相関関係とは
  【例題12】GOTとGPTの相関散布図
 2.予測のための線形回帰モデル
  ・回帰分析に必要な統計的記述について ~検定と推定~
  ・95%信頼区間の描画
  ・相関散布図95%信頼楕円の描画
 3.正規分布にこだわらない相関分析 ~スピアマンの順位相関~
 4.臨床検査で大切な検量線
 5.臨床検査を検査するとは ~精度管理~
  【例題13】L-J:Levey-Jennings Chart作成
  【例題14】X-R管理図の作成
   ①相関関係を利用した方法(双値法:Youdel plot)
 6.まとめ
第7章 多次元データを比較する(多変量解析)
 1.目的とするデータを複数のデータで説明(予測)する ~重回帰分析~
  【例題15】スギ花粉飛散数と気温
   ①Excel関数式による方法
  ・説明変数の選択
  ・説明変数の相関関係,多重共線性を知る
 2.2つの要因による分析 ~二元配置分散分析~
  【例題16】コレステロール改善剤の効果(欠損なし)
  【例題17】コレステロール改善剤の効果(欠損あり)
 3.2値データを複数のデータで説明する ~ロジスティック回帰分析~
  【例題18】イベント発生の予測モデルに関する仮想データ
  ・要因ごとの統計量を記述する ~単変量解析~
  ・最適なイベント・モデルの構築 ~多変量解析~
  ・ROC曲線で当てはめのよさをみる
  ・統計における2つの過誤(第1種と第2種の過誤)とは
 4.データを2群にわける ~判別分析~
  【例題19】腎障害患者を2群にわける
 5.データをグループにわける ~クラスター分析~
  【例題20】スギ花粉飛散数と関連した気象条件
  ・ユークリッド距離の計算
 6.データ情報(特徴)を要約する ~主成分分析~
  【例題21】気管支喘息患者の臨床検査成績
 7.まとめ
第8章 イベント・ヒストリー分析:生存時間(率)
 1.カプラン・マイヤー法(Kaplan-Meier method)の計算
  【例題22】小標本を仮想した観察期間中のイベント(生存と死亡)
  【例題23】生存率曲線の作成
  【例題24】Kaplan-Maier法によるLogrank test
 2.コックス比例ハザード・モデル(Cox proportional hazard model)
  ・コックス回帰モデルの使用例(1)
  ・コックス回帰モデルの使用例(2)
 3.まとめ
付録A 本書で使用した統計分析用Excel関数一覧
付録B フリーオンラインソフトの使用方法
付録C 本書で使用した主な統計用語

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