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内容説明
江戸期のもっとも優れた改革者・上杉鷹山の仕法と生き方を描いた、書き下ろし長編小説である。江戸開幕から百数十年、米沢藩十五万石は、幕府への領地返上も考えざるを得ないほど、財政窮乏の極みにあった。そんな状況のもとで、日向高鍋藩から養子に入った治憲(鷹山)は、十七歳で上杉家の家督を継ぎ、さっそく藩政改革に着手する。名門であるがゆえに家臣の抵抗は強く、まず自らが襟を正すとともに、思い切った人材の登用で、藩士の意識改革に努める。その上で、倹約の奨励、漆・桑・楮の植立てや縮布製造など殖産興業を推進し、財政基盤を整えていくのである。本書では、改革に取り組む治憲を、剣の奥義を極めることを目指す若き武芸者の生きざまと対比しながら描くことにより、治憲のこころの内を見事に引き出していく。作家と会社社長の二足のわらじをはく著者だけに、ひと味違った新鮮な味付けがなされた鷹山像が描かれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
14
江戸時代、財政が大赤字で非常に大変だった米沢藩を建て直した、お殿様の上杉鷹山の話です。正直、かなり期待して読んだんですが、ん〜イマイチでした。申し訳ないが、作家が悪いとしか思えないです。リアリティに欠けるというかフィクションが多く、無駄話が多い気がしました。別の有名な作家の「上杉鷹山」にしておけば良かったかなと思いました。2012/10/29
タリぃ
3
若干の物足りなさが残る内容。2015/11/20
真珠
2
「なせばなる」で有名な上杉鷹山の話です。いろんな政策を実行します。漆、桑、こうぞなど成長の早く、数年で結果が出る樹を植えさせる。米沢は紅花で有名だが売るだけだったのを織物を奨励した。借財はすべて完済し、数千両の貯金があることが記されているという。昔は藩が国でした。藩主がしっかりしていればなんとかなったんです。2025/03/23
こぶたろう
2
小説としても読みごたえなかった。齋藤孝さんの言うとおり、類似分野の本を五冊並べて読むと理解深まるとの教えを実践してみた。見方は色々なので、上杉鷹山を知るには他の人の本も読むべきと思った。
ガルソン
2
米沢方面へ旅行した祭、上杉館を訪れ鷹山の偉業を知り興味を抱きました。 早速図書館借りで読みました。色々と為になる内容で、更に上杉鷹山に惹かれました。別の書で更に人物像を探りたいと思います。2015/09/12
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