成功しなきゃ、おかしい

著者名：ジェイソン・レムキン/アーロン・ロス/神田昌典/齋藤慎子

実業之日本社（2020/04発売）

• ISBN：9784408337968

内容説明

【監訳者・神田昌典氏からのメッセージ】

早速、ご質問がある。あなたの会社には―、
かつて花形だったが、再び成長を取り戻したい事業
はあるだろうか？　もしくは、新規分野で、ゼロから成長を見出したい事業はあるだろうか？
もし答えがＹＥＳなら、いますぐペンをもっていただきたい。なぜなら、手にしている本は、 デジタル時代において、新しい成長を生み出す体系的プロセスを、類書にはないほど丁寧に、 分かりやすくまとめたノウハウ書であり、しかも――、
多くのビジネスパーソンが見過ごしている、とても重要なヒントが、さっそく第１部の扉から、書かれているからだ。

「予測できる売上」とは、ズバリ、今日の顧客データの動きを眺めれば、数ヶ月後の売上を高い精度で予測できる事業モデルのことだが、そのモデルづくりを指南するものとして、本書の著者アーロン・ロス氏の右にでるものはいないだろう。そもそも「予測できる売上（プレディクタブ・レベニュー）」という言葉を最初に作ったのが、ロス氏なのである。

いまある売上規模を、過去からの延長で伸ばそうとすると、もはや成長は不可能に見えるか もしれない。しかし、まわりを見回してみたとき、あなたと似たような商品やサービスを、デジタル時代に合わせてクラウド化し、スマホにのせて注目されている企業があったりしないだろうか？　もしそうなら、成長できる道が閉ざされている理由は、あなたの思い込み以外は、なにもない。

本書の、３年ほど前にまとめられた、ロス氏の経験則は、今、とてもタイムリーだ。日本で も、ようやくデジタル変革に真剣に取り組みはじめた企業が増えはじめ、インサイドセールス、カスタマーサクセスといった言葉が頻繁に聞かれるようになった。

新しい言葉は、新しい思考を宿し、新しい行動へと誘う。
本書では、新しい言葉が次々と使われるが、そうした言葉に馴染むことで、古いビジネスパーソンとは一線を画す、新しい可能性が開かれる。成長準備が整うので、本書をマスターした後は、新しいデジタルツールを使い、新しい成長を生み出す、新しいリーダーとして活躍いただきたいと思う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Gondo Yasunori]

企業の成長に必要なことは？予想できる売上を作る為に必要なことがわかる。SaaSビジネスと相性が良い内容。丁度メイクリープスのinsidesales3ヶ月目で拡大の手段を考えてた時にぴったりの内容だった。

2020/06/01

[Go Extreme]

ツール：肥料≠事業の根幹　ハイパー成長：ニッチを決める・パイプライン構築・スケーラブル・取引規模拡大・耐え忍ぶ時期・社員オーナシップ・自分で運命を決める　リードと案件→獲得→利益　スイートスポット：ターゲット・頭痛の種・ソリューション　リード：シード・ネット・スピア　最重要メトリクス：パイプライン創出率　営業部長：伝道者→再現可能→勝負→ダッシュボード　採用：教え甲斐・成功体験・労働倫理・好奇心・知性　職務オーナシップ　どんなときでもやる気を出す：告知・具体的成果・具体的期日　売り込み手腕＝ライフスキル

2020/06/22

[mino1129]

スタートアップ企業が身内・仲間内が顧客の段階から拡大する営業手法を様々な実例を用いながら解説する本。 IT企業が中心に取り上げられてるけど、色んな企業で学べるシチュエーションがたくさん載ってる。 営業・マーケティング部門のマネージメント層の人には特にオススメ。

2020/04/16

[Mike]

SaaS企業の話が中心だったので同じ業態の人にはとても役立つのではないでしょうか。後は管理職・リーダーの方にとっても、マネジメントやチームビルディングの話が多くてとても参考になると思います。 分厚いので本質を見失いそうになるので、改めて読み直して筋を見通したいと思います。

2022/10/27