ソーニャ文庫 蜜獄愛

著者名：富樫聖夜【著】/花村【イラスト】

イースト・プレス（2020/05発売）

• ISBN：9784781696713

内容説明

――君が憎い。私をただの男にした君が……。

姉の元夫レヴィアスに恋をしていたセルレイナは、罪の意識に苛まれていた。
姉が彼を捨てて平民と駆け落ちするのを止められなかったばかりか、
姉がいなくなった夜、泥酔していた彼と結ばれてしまったからだ。
だがそれから一年後、セルレイナは戦地から凱旋したレヴィアスに
スパイ容疑で監禁されてしまう。
彼は、「検査」と称して彼女の身体を淫らに嬲り翻弄するが、
その冷徹な眼差しの奥には、あの夜と同じ、情欲の炎が滲んでいて……。

若き将軍×罪に囚われた令嬢、理性を壊す執着愛！


【目次】
プロローグ　彼女の過ち
第１章　王女の家庭教師
第２章　罪の夜と再会
第３章　姉からの手紙
第４章　囚われて
第５章　不穏な足音
第６章　取り戻したもの
エピローグ　本当に罪深いのは
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[零式13型『愛』]

物凄く好みの内容で一気読み。流石冨樫さん、黒幕などは判れども最初から最後まで面白かった。『最初の結婚の実態』や『避妊薬』、『ヒーローの想い』など、ＴＬ読者が気にするであろう伏線的なものは全て見事に綺麗なカタチで回収。読後感の仄暗さもなく、(かなり)ライトなソーニャとしてとても楽しめる。愛に無関心なヒーローが初めて惹かれ執愛するのがヒロインという点で、ＴＬ読者のもやもや感はなさそう。ヒロイン姉もさっぱり姉御でヒロインも修道女のようないい子。個人的にはすっきりしたい時に読みたくなる大変なご馳走作品。

2020/05/13

[鯵]

あらすじ省略★あまりドロドロと昏い話ではなかったし、作者様の他作よりライト（ソフトなソーニャ？）な気がした。ヒロインが良いように抱かれて翻弄されて、最初は義兄なのにと罪悪感を抱くも、簡単に快楽に流される。ヒーローは「検査」と称して陵辱するも、作者様の閨シーンって卑猥じゃ無いので「検査」なエロ感が無い。これはこれで良くまとまった話ではあったが、たいした事件も無く、姉＆ヒーローがヒロインを大好きだった！って事で、異常な執着愛でもなかった。2人に固執されるような魅力をヒロインから感じないんだが…。

2020/05/09

[多恵]

姉の話の方が興味深かった。でもこの姉はTLのヒロインとしてならNGが多すぎるから脇役でよかったかも（個人的にはこういうヒロインも全然OKだが）。

2021/01/29

[あさ]

面白かったし、イラストも好み。 途中の身体検査は個人的にイケイケドンドン！で凄く盛り上がりました。

[asaki]

★★

2020/10/22