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内容説明
2019年12月、世界経済フォーラムから発表されたジェンダー・ギャップ指数で日本は調査対象の153カ中121位、過去最低の順位となった。女性リーダーの少なさが下位低迷の大きな要因だ。意思決定層に女性を増やさないと、日本は変わらない。それどころか、このまま沈んでしまう。四半世紀にわたって女性リーダーの取材を続けてきた著者が、国内外の女性役員にインタビュー。「生の声」から、これからの時代を生き抜くヒントを探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
28
女性役員のキャリアのあり方は、男性役員のそれと変わらない…つまり、ここで紹介された方々は、男性と同様の組織や上司、成長機会を持っていたということに他ならない。その希少さは、もともとの母数の少なさ、そして、上記の機会を持つことがどれだけ得難いことだったのかということを示すことになる。この本も、そこを変えようという試みの一端だ。◇一足飛びの魔法の一手はないけれど。クオータ制は最初の一手たりうるだろう。事例が増えて、いけると思う人が増えて、制度やカルチャーが変わる。とにかく、世の中は動くという確信を持つこと。2020/08/10
コニコ@共楽
18
タイトルにうたった「一皮むけた経験」よりも印象に残ったのは、女性リーダーが生まれるのに必要な意識が日本にいかに不足しているかでした。強いアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)、女性リーダーを後押しする機運へのスピード感のなさ、危機感のなさは、悲しいかな、日本は世界的にみてトップクラス。多様性に欠ける社会は、寛容性にも欠けるのではないかと思います。女だから、男だからということでなく、一人ひとりの意識が変わっていくことが大事なんだと感じます。スピード感を持って!はコロナ対策だけではないと言いたいです。2020/06/14
いーたん
10
元日経WOMAN 編集長による、女性リーダー版一皮むけた経験に関する考察。企業の女性役員のキャリア経験は男性役員と遜色ない。ただし、無意識の偏見などにより、女性社員は男性社員よりも成長機会が少ないために、女性役員の数は増えない…全くその通りだと思う。 ここからは私見。コロナでテレワークが一気に普及したが、働く女性にとっては二つの意味で朗報だ。一つは、育児家事介護との両立が可能になる、二つ目、長時間職場にいなくても、仕事の成果がより客観的に評価されるようになるはず。それらは男性にとってもいい話のはずだ。2020/06/13
Bevel
6
大筋としては、リーダーになるために必要なことは男女変わらないというもの。だからバイアスとか、子育てについての理解、早くから役職が上の人と関わるなどが大事になる。「女性は管理職になりたがらない」「管理職にふさわしい女性がいない」「女性は大局観にかける」「管理職のハードワークは、子育て中の女性には難しい」「女性管理職には面倒見のいいタイプが多い」これらが全部誤解だと言ってくれるのはありがたい。2022/11/18
うれい
5
メルケル首相など世界の女性リーダーの話が載っているのではと思い手に取ったが、民間企業で管理職にまで上りつめた女性たちのインタビュー集だった。エキュートの設立に携わった方も紹介されていて、身近に感じた。男性以上の成果を上げて管理職にまで上りつめても、事あるごとに「女性だから登用されたんだよ」などど「女性」であることを強調される。また母親のように包容力のあるリーダーシップを求められたり。その発言、男に対してもするのか?しないだろ?っていうところから違和感に気づいてほしい。2020/06/25
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