内容説明
平成30年間は民法学にとっても変化に富んだ時代であった。時代・場所・視点によって異なる姿をみせるdroit naturel,それをだれがどのようにして生成させるのか。社会法学的な民法学の伝統を発展させ,さらに法学の枠を拡張させようと試みる。
目次
第1部 総論 法の性質
第1章 大学と公論
A 市民社会・市民法の担い手としての大学
B 現代日本における民法典論争
第2章 社会認識と法教育
第3章 民法と民法学
A 状況──変化する法典と法学
B 提言──新利益考量法学へ
C 例示──現代日本における相続法学説
第4章 解釈論・立法論と隣接諸学
第2部 各論 研究の枠組み
第1章 体系へ
A 民法改正と消費者法
B 債権法改正と労働法
第2章 歴史へ
A 明治期における民法の受容
B 民法典の継受とボワソナード自然法論
第3章 比較へ
A フランス法研究の展望──民法
B グローバリゼーションの中の法学教育──パリから東京へ
C これからのフランス法学
第4章 学説へ
A 架橋する法学・開放する法学──星野英一『法学入門』
B 「人の法」の構想──広中俊雄の民法体系論
第5章 教育へ
A 法教育から見た利益考量論
B 法教育から見た民法改正
第6章 立法・判例へ
A 民法と消費者法の25年
B Unbuiltの民法学
C 最近の最高裁決定に見る法的推論
あとがきに代えて──近代日本・平成日本・ポスト司法制度改革
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