内容説明
法について学んだ知識を,「よい」文章として表現するにはどうすればよいか。本書は,法律の文章ならではの特性や,基礎となる日本語の文章作法を丁寧に解説。文章例や練習問題も豊富に掲載した。答案やレポートを書くのが苦手と感じている人は必見。〈2色刷〉
目次
INTRODUCTION:本書の取扱説明書
Part1 文章というものを考える
1 はじめに──「まことのことば」はどこに?
2 法律家はどういう文章を書くべきか──法律家の文章に求められるもの
3 正確性,平易性,論理性──すぐれた法的文章の形式的条件
4 法的判断の合理性・正当性──すぐれた法的文章の実質的条件
5 答案やレポートを書くにあたって──より実践的なアドバイス
Part2 明確な文章を書く
1 基礎体力を付ける──日頃からの準備
2 文章技能を身に付ける──文,語句,段落,全体
3 文章作成スタイルをもつ──計画と点検
Part3 さあ,書いてみよう
EPILOGUE:法律学を教える側からのメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ohe Hiroyuki
2
法律家としてどのような文書を書くべきかという点から掘り下げつつ、学生が日頃どのようなレポートを書くとよいかを説明した本である。▼本書の特徴は、演習問題が多数採録されているところである。文章を書けるようになりたいと思う者が自学自習をすることができるようになっている。▼文章の上手い下手はもちろんあるため、まずは何にしろ文章を書けるようになることは大切である。▼他方、法律家の書く文章はどうあるべきかという点を煎じ詰めると、法律家の文書の特徴が浮かび上がってくる。どなたでも読んで有意義な本である。2023/02/14
Ahmad Todoroki
1
さらっとしか読んでないのでいずれ再読します。実践的かつ読み物としても優れている本です。2024/02/25
じん
1
とてもお世話になりました。2022/03/22
g830165
1
『10年以上前に、筆者が、発足したライティング・センターの機能を説明するために法学研究科を訪れたときの衝撃を忘れることができません。ライティング・センターではそれぞれの書き手の状況に合わせて文章をわかりやすくする方法をチューターがアドバイスしますと説明したところ、法律の専門家であるその教授は、法を学ぶ人にとってわかりやすい文章を書くという支援は害になるので院生にはできるだけライティング・センターを利用しないでもらいたいと述べられたのです。』2020/06/05
ryo
1
文章作法を身につけるためには、何度も何度も描き続けるしかない。その時に、何度もこの本を手に取って、確認しないといけないだろう。2020/05/10
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