内容説明
戦乱の世――男として生を享けながら、父である斎藤道三によって姫として育てられた帰蝶は十五歳。父の命令で『うつけ殿』と名高い尾張領主、織田信長のもとに輿入れすることになった。己の運命を変えるために、ある決意を胸に秘めて信長との初夜に臨んだ帰蝶だが、驚くべき事実が明らかになって……!? コバルト読者大賞を受賞した表題作のほかに続編である『彷徨夜』『夜見る焔』を収録。【目次】帰る日まで/彷徨夜/夜見る焔/あとがき
目次
帰る日まで
彷徨夜
夜見る焔
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本夜見
9
再読。先日2夜連続で『女信長』というドラマをやってまして、そこから連想したのが 何故か原作ではなく、この話(笑) 久々に読みましたが 夫婦漫才が絶品でした(爆) 片方のみならず両方の性別が違う点、失われた片翼、入れ代わり…今読んでも 結構斬新でした。2013/04/07
のんたん
5
信長好きーなので。高校生が書いたとは思えない内容だった。信長と濃姫、お市の方、それぞれの思いが絡み合って想定外のストーリーだった。2015/04/17
めぐみこ
3
【再読】いや~、懐かしい。どこか淡々と流れてゆく文章は、姫神さまのテンションの高さが嘘のようだ。でも要所要所がキッチリ藤原眞莉。信行が求めた「兄上」は姉で、市が想った「兄上」は帰蝶で、信長(帰蝶)が市に惹かれたのはやっぱり失った信長のことがあったからで、その連鎖や葛藤が辛かった。2012/02/28
しょこら
1
デビュー当時、cobalt本誌で読んで衝撃を受けた。 文庫でも購入して何度も読んでいたが、大人になって手放してしまっていた。 今期の大河を観て、浅井長政が私のイメージと違っていたので今作の思い出が一気に蘇って来た為、探して再読。 信長と帰蝶と市と長政のイメージはやっぱりこれだな笑 帰る日まで、の題名が個人的にはとても好き。 大人になると、ファンタジーだと分かって読んでも言葉遣いや、やや駆け足気味な終わり方が気になってしまうけれど…。 確か江姫の出てくる作品も後に書いていた記憶があるけれど、思い出せず。2023/04/30
Natsumi
1
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