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内容説明
フランス革命からジャンヌ・ダルクまで、オペラを知れば歴史がわかる! モーツァルト、ヴェルディ、ワーグナー、チャイコフスキー、プッチーニなど、有名作曲家多数登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
54
加藤浩子さんは美術の中野京子さんとよく似ている。ともに、芸術への理解が深いだけでなく、背景となる社会や歴史との関係を見事に紡ぐことの出来る貴重な存在である。この本も、世界史図録を横において楽しく読んだ。イタリア統一とドイツ統一におけるヴェルディとワーグナーの役割の違いは成る程と思う。ヴェルディは神格化され、ワーグナーの反ユダヤ主義は批判されるが、実は…。モーツァルトとフランス革命、ジャンヌ・ダルク、シェイクスピアなど話題満載。「蝶々夫人」に対する「筆者はこのオペラが苦手である」という告白に、私も大賛成!2020/05/20
どら猫さとっち
7
オペラの背景には、歴史がある。モーツァルトからヴェルディ、ワーグナーなど、作品の内容から制作、歴史情勢まで細かく分析したオペラ案内。実在する人物の正体、世界が憧れた国の幻想の裏側、シェイクスピア原作のあのオペラの実像…。中野京子「怖い絵」のような、オペラが初めての方も面白い内容になっている。続編もあるらしく、機会があれば読んでみたい。2022/12/17
m
6
オペラを勉強して歴史も学べたら一石二鳥だと思い選んだ本。私には少し難しかった。芸術や文化はその時代の世相を反映するもの。日本人女性として「蝶々夫人」は見たいと思わないなぁ。2021/07/01
都人
4
この本の一番面白かったのは、リヒヤルト・ワーグナーの章。ヒットラーが好んだこともあって、戦後のドイツ政府の高官は、行きたくてもバイロイト詣を遠慮していたが、音楽好きの小泉総理が訪独の際、彼がバイロイトに行きたいと言い、同伴するという目的でドイツ政府の高官がバイロイト行ったことが、その後の訪問の免罪符に成ったと言う話。2020/08/13
あんさん
3
シェイクスピアから統一国家の成立、さらにジャポニズムまで盛りだくさんの内容で楽しめた。楽器の先生からシェイクスピア(オテロだったが)を読むように言われたこと、「ある晴れた日に」はピチカートで大砲を描写する部分があるのだが、学生オケで弾いたとき、入りが分からなくなって落ちてしまったことなどを思い出した。2020/07/26
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