角川文庫<br> 笑う執行人 女検事・秋月さやか

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角川文庫
笑う執行人 女検事・秋月さやか

  • 著者名:久間十義【著者】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • KADOKAWA(2020/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041092897

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内容説明

六本木のクラブのVIPルームで撲殺された死体は、鋭利な刃物で鼻がすっぱりと削がれていた。殺されたのは、青年実業家の在日韓国人三世だった。異様な殺人は、連続殺人となった。その頃、東京地検特捜部に28歳の若さで配属された秋月さやかは、”無理筋”の仕事に戸惑っていた。大物代議士の不正献金事件の証拠がつかめず、立件が難しくなってきていたのだ。それにも拘わらず捜査を急ぐ特捜部。正義を掲げて秋月は孤立していく。いつしか結びつく二つの事件。その背景には日本社会の腐敗した組織構造があった。捜査一課のベテラン刑事・神代と、財務省出身の美男子弁護士・朝比奈と新米検事・秋月は事件の真相に迫るー。科警研所属の医師・白鳥奈津子も登場。著者渾身の社会派ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

59
同時進行する猟奇殺人事件と特捜・汚職事件。その2つが交差する時・・・。何となく犯人がわかって題名の意味と作者の意図が理解できたら2つで1つかと何か納得できたけど・・・。 根底は在日問題と政治家の汚職問題を絡めてってとこでまあそれなりに楽しめたミステリーだから読んでみてもいいかなと。 でもやはり焦点がぼけた分、主役は不在で寂しいな。せっかく女性2人のキャラがよかったので、秋月検事と白鳥医師の活躍を別々の作品で読みたいな。連作短編集がいいかな。 2021/09/07

オオイ

3
ウ~ン ? 浅い。2022/09/15

ゆうら

3
主人公の存在感が薄いかな。むしろ刑事2人の方が地味に活躍してるような。謎解きはまあまあ。2021/05/08

れじい

1
久々の久間十義さんもの。 正統派というだけあって、2つの事件が同時進行で進むのが面白かった。 ただ、題名にある女検事・秋月さやかってことは、主人公なんだろうけど、あんまり主人公感がないのはなぜ? なんとなく犯人わかっちゃったけど、それはまあ良しとして、最後の流れもドラマチック過ぎないのが良かった。 続編とかできるのかしら?読みたい。2021/04/07

アンディ・ワイス

0
ひょんなことから読んだ本。連続猟奇殺人事件。秋月さやか検事単独ではなく、検察事務官、刑事、監察医などのグループが主人公。何かテレビドラマの台本のようだ。もしかしたらそんな番組が放映されたのかもね。私はテレビ見ないから知らないけど。7割位読み進んだら犯人誰だか分かるし、クライマックスもあっけらかんと終了して、しりすぼみ。テーマを盛り込み過ぎではないか?2022/12/18

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