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内容説明
有休消化100%、1人あたりのGDP日本の1.25倍、在宅勤務3割。2年連続で幸福度1位となったフィンランドは、仕事も休みも大切にする。ヘルシンキは、ワークライフバランスで世界1位となった。効率よく働くためにもしっかり休むフィンランド人は、仕事も、家庭も、趣味も、勉強も、すべてに貪欲。でも、睡眠は7時間半以上。やりたいことはやりつつも、「ゆとり」のあるフィンランド流の働き方&休み方のコツを紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
179
それぞれの国には、今に至る歴史・伝統・文化・経験・価値観などの変遷がある。今のこの時点だけをとらえて判断をしてしまうと、見方を誤ることになりがちだと思う。かねてより、北欧の国々が、生き方自体を含めて話題になってきている。フィンランドはその中でも小国だが、ここに書かれていることは、とても参考になる。いくつかのキーワードがあるが、個人的には「ウェルビーイング」のフレーズが印象に残る。真の意味で、安心・安全・安定で、リトライができる国であるということ。真の豊かさがあるのかもしれない。2020/05/21
きみたけ
177
著者はフィンランド大使館で広報の仕事に携わる堀内都喜子氏。ワークライフバランス世界1位、フィンランド流のゆとりある生き方を学ぶ本。あの出口治明氏推薦、読者が選ぶビジネス書グランプリ2021イノベーション部門賞受賞。効率的に働くためにもしっかり休むフィンランド人は仕事も家庭も貪欲。やりたいことをやりつつも「ゆとり」のあるフィンランド流の働き方&生き方の秘訣を紐解きます。思い思いの時間に出社し朝礼もなく、お昼もササッと食べて、残業なしで夕方に仕事を終える。素直に良いなと思います。あと、自宅にサウナは作りたい!2021/11/13
森林・米・畑
110
日本も働き方改革と言われる。フィンランドは仕事もプライベートも一生懸命、仕事が忙しいからとプライベートをないがしろにしない。日本では通用し難い部分もあるが仕事と休暇の割り切り方は見習うべき。よく休むから良い仕事も出来る。フィンランドはじめ北欧諸国をよく知りたくなった。印象に残るのは自然に親しむコテージ、サウナ、シスという精神。2021/10/04
アキ
101
2018・2019年幸福度世界一位。昔フィンランドに住み、現在フィンランド大使館勤務の著者によると、ワークライフバランスのいい、ゆとりのある生き方と感じる。近くに自然があり、仕事以外のアクティビティの充実度が高く、定時に帰り夏の休暇は1か月以上、仕事も在宅勤務が3割、法律でコーヒー休憩も定められている。1917年ロシアから独立。多額の賠償金を支払い農林業しかなかったが、約百年で経済成長と改革で住みやすくしてきた歴史がある。現在34歳の女性首相サンナ・マリンの就任自体が、この国の公平性と自由度を示している。2020/11/29
イスタ
94
2021年も幸福度ランキングが1位になり、4年連続 世界1位のフィンランド。そして人類に貢献している国ランキングも1位。もうこれは国民性 人としてのレベル?が総じて高いんでしょうね。身近に自然が多くライフワークバランスが取りやすいのも要因の1つ。特に教育の部分は素敵。授業料が無料で、住居費や生活費も支援されることもあり、多くが修士取得まで勉強を続ける。いくつになっても気軽に学ぶことが出来、トップレベルの学力水準。日本もコロナ禍で就業体制は変わりつつあるので、今後 上位に上がることを期待して。日本は56位。2021/04/05