講談社文庫 マカオ発楽園行き 香港・マカオ・台北物語

著者名：林巧【著】

講談社（2020/03発売）

• ISBN：9784062645089

内容説明

ときめきの異空間、チャイナ・ワールド――台北の下町のストリップ劇場で出会った不思議な老人、カラオケボックスで歌った「青い山脈」のメロディー。喧騒の香港を離れ、とびきりの〈緑ワイン〉に酔いしれて、地の涯（は）てを夢見たマカオの夜……。高飛びするのに、こんな素敵な所はない！　東南アジアの中華世界（チャイナ・ワールド）に深く足を踏み入れた旅人が綴る、夢のような心にしみる旅。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[HIRO1970]

★☆★良い文章ですね。ちょっと村上春樹に似た感じもするけど、酒と食に関する話と心惹かれる場所の感覚がとても心地よい作品です。同じ場所や同じ時を共有している場面も多々あり、すぐに引き込まれてしまいました。ちょっとこれからチェックしたい人ですね。

2013/10/07

[mon]

「マカオの緑ワイン」「マドリッドの恋人たち」すきなおはなし

2020/08/10

[19720624]

マカオ、楽園というタイトルからもっとお気楽な内容を想像していたが、かなりシリアスな内容だった。深夜特急の後半みたいに一人旅が長くなるといろいろ難しいことを考えてしまうのかなあ。

2015/05/28

[のうみそしる]

うまそうに酒を飲む人だ。話が移りすぎて何がなんだかわからなくなったりも。深夜特急の後だと物足りない。

2010/09/11

[むー]

旅と本は世界を旅するという点で似ているが、旅にはあとがきがない。あとがきを覗いてから旅を選べれば、旅はどんな物語になるか。

2024/09/23