がんでも歩こう! キャンサージャーニーを豊かにする運動のすすめ

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がんでも歩こう! キャンサージャーニーを豊かにする運動のすすめ

  • ISBN:9784931400962

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内容説明

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身体の不調を感じているがん患者さんやその家族に、整形外科的な視点からアドバイスし、がんでもいきいきと楽しく過ごすコツを学ぶための一冊

がん患者さんはさまざまな身体の不調を抱えがちです。つらさや痛さで身体が動きにくくなっても、がんだからといって我慢していませんか?その不調は、本当に我慢が必要でしょうか?すべての不調はがんのせいだと思っていませんか?見方を変えれば、抱えていた痛みが和らいで、よりいきいきと楽しく過ごせるようになるかもしれません。
例えば、強い痛みがある場合、これまではベッドの上で安静にして痛みを和らげることが最大の目標となっていました。しかし最近、がん患者さんの不調の一部は運動器(骨や関節、筋肉、神経など、身体を支えて動かす器官)が原因で、適切な対策を取れば、以前のように動いたり歩いたりできるようになることがわかってきました。
動けることは、人らしく生活していくために必須な機能です。もっと自分らしい生活を送るためには、何ができるようになりたいのか、じっくりと考えてみませんか。具体的な望みを胸にがんと向き合うことは、きっとあなたの力になるはずです。がんを治すこと、痛みをとることに支配されず、がんであっても少しずつでも動けて、少しずつでもいつもの生活ができることの幸せを感じてもらえればと思います。

目次

1章 がんでも歩ける
I. がんのはなし
II. がんでも歩けるはなし
2章 歩くために必要なこと
I. 知ろう、がんロコモ
II. がんでも動いていいの?
III. がんでも動くときのリスク
3章 セルフマネジメントで歩く
I. 運動の実際
II. 食事の工夫
III. セルフケアをしよう
4章 医療の助けで歩く:治療の実際
I. がんを治して歩けるようになる
II. ほかの病気を治して歩けるようになる
III. 不安を減らすための心のサポート
5章 社会の助けで歩く:住まいとお金の問題
I. 最期まで歩いてトイレに行けるように
II. 住まいの工夫
III. お金の問題と仕事の問題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里季

48
がんになると、抗がん剤や癌ができた場所によったり、がん以外の疾病の増悪によって歩行が困難になる場合が多い。この本はそういった人たちを励ましてくれている。私の場合は手術で完治しているが、リハビリのためにひたすら運動に励んだ結果、持病の腰痛が悪化して思うように歩けなくなってしまった。感情的にはがんの告知よりも満足に歩けないことの方が絶望である。が、そんな私に勇気をくれるのが本書だった。がんと「脊柱管狭窄症」が併記されているだけで、やっと私のことをわかってくれる人がいたと嬉しくなる。2020/06/10

リハヒロ

4
整形外科の先生が書かれた本書。がんでも、歩くために必要な栄養、運動についても書かれています。サルコペニアの基準も最新バージョンで、運動のことで迷ったなら手にとる一冊ですね。2020/06/21

きみさん

1
「歩く」ことの大切さについては、もう言い古された感じがする。この本でも、ガンとの併存にこそ、「歩く」ことが重要な意味を持つといふ主張が、一貫して語られている。「最期まで、歩いてトイレにいけるように」というのが、究極の目的と言ってよい。ワタシも歩数計で注意はしているものの、1万歩にはほど遠い。コロナ自粛で、さらに歩数は残念なことになっている。。。2020/05/14

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