ハーパーコリンズ・ジャパン<br> 深層地下4階

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ハーパーコリンズ・ジャパン
深層地下4階

  • ISBN:9784596541321

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内容説明

それに寄生されたら最後、すべてを奪われる。
『ジュラシック・パーク』
『ミッション:インポッシブル』
の脚本家が放つ異色スリラー!

前科持ちのティーケイクは、いつも通り貸倉庫の夜勤シフトに入っていた。
ふと気づくと、壁の奥からかすかなブザー音が聞こえる。
発信源を突き止めるため、同僚のナオミとともに壁をぶち破ると、
そこにはブザー音と異常を知らせるランプが点滅する、存在しえない深層地下階の図面パネルがあった。
それは40年前、小さな町を全滅させるほどに進化した生体が極秘に封印されている場所だった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

68
貸倉庫の建物に深夜鳴り響くブザーの音。存在しないはずの地下四階に封じられていたものとは…。ハリウッドの脚本家が手掛けたパニックホラー。封じられていたものの正体は冒頭で明らかになるので、大部分は如何にして対処するかに本書の大半は割かれている。ただ舞台となるのが建物一つなので、こじんまりとした印象が拭えない。似た様な主題の古くは『刈り立ての干草の香り』や最近読んだのでは『スカウト52』と共通しているのだが、前者が全世界、後者が島一つを舞台にしているのにどうしても比してしまう。このB級テイストは好きなんだけど。2020/05/12

Koichiro Minematsu

54
暖めすぎた。ようやく読み始めたらあっという間に完読! パニックウィルスホラーというか、このままでは人類滅亡レベルを倉庫の作業員が巻き込まれるという真逆のありそうな日常感が非日常に。キャラクター一人一人の背景もまた良い。 ベースにあるのは「習慣」と読んだ! 画像にして欲しい。2021/09/06

あさうみ

31
映画館にいけない(仕事に追われ中…)なか、その鬱憤を晴らしてくれる映像化向けのエンタメ!致死率100%の菌によるパニックホラー。本でこのジャンルはあまり読まないのだが、怖いな!何度読んでる途中に、靴のなかの足がむずむずしたか(笑)つきもののロマンスもウブすぎか!でも微笑ましいから許す!2020/03/17

あっちゃん

20
爆発的なスピードで浸食していく真菌パニックもの!とにかくB級臭さがタマラン(笑)普通なら最初に殺されるタイプのお喋りお調子者的な男が主役な辺りも意外と面白いし、難しい政治的なやり取りが無いのも高感度高い( ̄▽ ̄)2023/01/21

飛鳥栄司@がんサバイバー

18
なにも考えずにサクッと読める、バイオサスペンス。全体的な枠がゆるくなってしまっていて、真菌の掘り下げや、それに対する人間の対応策の緊張感が薄らいでしまっている。真菌に感染する際の描写や感染した後の描写も、ショッキングな趣向を削られているので恐怖の伝わりが鈍い気がした。マイケル・クライトンのように空想科学と現実の論理的融合にまで期待はしないものの、ジェームズ・ロリンズ的なノンストップサスペンス程度には仕上げてもらいたかった。せっかく優秀な脚本家なのだから、ストーリー性重視の上下巻ものでも良かったと思う。2020/05/08

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