中公新書<br> 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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中公新書
海の地政学 覇権をめぐる400年史

  • 著者名:竹田いさみ【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2020/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121025661

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内容説明

地球の面積の7割以上を占める海。大航海時代以来、その覇権をめぐって、多くの国々が鎬を削ってきた。スペイン、オランダ、イギリス、二度の大戦を経て頂点に君臨するアメリカ。そして国際ルールへ挑戦する中国……。本書は、航路や資源、国際的な法制度など多様な論点から、400年に及ぶ海をめぐる激動の歴史を描き出す。各国の思惑が交錯し、形作られてきた海洋秩序を前にして、海に囲まれた日本はどう向き合うべきか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

90
前半三章にて海洋覇権の歴史を”おさらい”した後、本題に入り海洋ルールの形成とそのルールに挑戦する中国について論ずる。大航海時代、ポルトガル、スペイン両国、即ちカトリック世界による海洋分割支配から、大英帝国による海洋覇権の確立、更に第一次大戦後の米英共同覇権を経て米国による海洋覇権の全面掌握と覇権は移る。その歴史の中で、覇権国は自国権益の最大化を狙い航行の自由を追求。密貿易防止を考慮、最小限としての領海3海里、後に12海里が定着。そして長い交渉期間を経て国連海洋法制定(1982成立,94発効)に至った。⇒2026/03/27

佐島楓

59
海洋ルールについてはその利用価値に気がついたもの勝ち的な要素が強かったことが印象に残った。アメリカがなぜ強国であるのかも、世界史を本文でおさらいする中で理解できた。海上・海中・深海の覇権争いという概念は、比較的新しいものだということに気づかされる。2019/12/12

kk

40
各国海洋覇権の消長や国際海洋秩序の発展を概観しつつ、最近の中国の動向とそれに向き合う日本の海洋法執行の努力について解説。基本的に「浅く広く」ですが、それにしても、これだけ時間的・空間的・事項的に幅のある事象を一冊の新書にまとめ上げるって、並大抵のことじゃなかったと思います。オリジナル原稿が膨大になったので編集の方が「執刀医」として大鉈を振るわれた由ですが、著者の切ない気持ち、お察しします。これだけの本、新書だけではもったいないので、カット分を併せ、注を附してハードカバーに仕立て直したらステキかも。2020/02/24

yyrn

28
誰だって自分の思い通りに周りを動かしたいと思っている。大国はそれが出来るから大国と言われる訳で、19世紀ではイギリスが、20世紀ではアメリカが、自国に都合よく海上の支配ルールを設定して利益を独占したのだから、現代の中国が国連海洋法条約を無視し、裁定にも従わず、南シナ海で傍若無人な振る舞いを続けていることを批判できないような気もするが、英国や米国の定めた勝手なルールがその後の領海と公海、領海の無害通航、大陸棚の利用などの海洋秩序の形成に役立っているところが、身勝手な中国との違いか。う~ん、でも五十歩百歩か?2020/02/27

サケ太

28
領海という概念がいつ頃形成されたのか。「孤立無援主義」から「世界の警察」へ変遷したアメリカの動き。鯨油、石油などに需要が変わった事で動く海のパワーバランス。そのバランスを定めるための様々な取り決め。現代の海洋事情に繋がる四百年の歴史。 現代中国のやり方についても説明されているのはありがたい。2020/01/04

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