ブルーバックス<br> 地球は特別な惑星か? 地球外生命に迫る系外惑星の科学

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ブルーバックス
地球は特別な惑星か? 地球外生命に迫る系外惑星の科学

  • 著者名:成田憲保【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 特価 ¥598(本体¥544)
  • 講談社(2020/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065187333

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内容説明

地球のほかにも、生命を宿す惑星はあるのだろうか?
そのような惑星をどうやって探せばいいのだろうか?
理論と観測の両面から、系外惑星と地球外生命の探査の最前線を解説する!

地球外生命を探す場所として真っ先に思い浮かべるのは、火星や土星の衛星ではないだろうか――いずれも地球と同じ太陽系内の天体だ。しかし、宇宙には生命を探すべき天体がもっとたくさん存在する。

1995年、初めて太陽系外の惑星が発見された(その偉業を成し遂げたマイヨール博士とケロー博士は、2019年にノーベル物理学賞を受賞)。それは、地球から約50光年離れたペガスス座51番星のまわりをたった4日で公転する巨大なガス惑星だった。その後、世界中の天文学者が太陽系外の惑星(系外惑星)を探し、発見を報告してきた。その数は4000個を超えている。

最初の1個だけでなく、これまでに見つかった系外惑星の多くが、太陽系のどの惑星とも似ていない。不思議な軌道で公転する惑星がたくさん見つかっている。とすると、太陽系は特別な存在なのだろうか? また、どのような軌道を回る惑星であれば生命を育めるだろうか?

一部の系外惑星については、軌道だけでなく大気組成までも観測できるようになっている。そして、系外惑星の大気に生命活動の兆候を見つけようとする挑戦もはじまりつつある。「第二の地球」の発見は近い!

目次:
第 I 部 系外惑星探査小史――太陽系の理解から第二の地球の可能性まで
第1章 私たちのふるさと――天の川銀河、太陽系第三惑星、地球
第2章 最初の系外惑星が見つかるまで――挑戦、失敗、常識はずれの惑星
第3章 ケプラー計画がもたらした革命――画期的なアイデア、試練、膨大な発見
第 II 部 系外惑星探査の現在――探し方の進化と見えてきた世界
第4章 系外惑星の探し方――あの星に惑星はあるか?
第5章 系外惑星の多様性――事実はSFより奇なり
第6章 系外惑星が教えてくれたこと――太陽系は特別か? 地球は特別か?
第 III 部 第二の地球、発見前夜――ハビタブルプラネット探査とアストロバイオロジー
第7章 さらなる探査へ――第二の地球は見つかるか?
第8章 あの惑星はどんな世界なんだろう?――系外惑星大気の調べ方
第9章 系外惑星とアストロバイオロジー――宇宙に生命の兆候を探す

目次

第 I 部 系外惑星探査小史――太陽系の理解から第二の地球の可能性まで
第1章 私たちのふるさと――天の川銀河、太陽系第三惑星、地球
第2章 最初の系外惑星が見つかるまで――挑戦、失敗、常識はずれの惑星
第3章 ケプラー計画がもたらした革命――画期的なアイデア、試練、膨大な発見
第 II 部 系外惑星探査の現在――探し方の進化と見えてきた世界
第4章 系外惑星の探し方――あの星に惑星はあるか?
第5章 系外惑星の多様性――事実はSFより奇なり
第6章 系外惑星が教えてくれたこと――太陽系は特別か? 地球は特別か?
第 III 部 第二の地球、発見前夜――ハビタブルプラネット探査とアストロバイオロジー
第7章 さらなる探査へ――第二の地球は見つかるか?
第8章 あの惑星はどんな世界なんだろう?――系外惑星大気の調べ方
第9章 系外惑星とアストロバイオロジー――宇宙に生命の兆候を探す

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

145
本屋さんで見かけて見かけ、パラパラと眺めた時は、だいたい知っている事かな?終盤に載っていることで、知識が補強されれば良いかな?位で読み始めましたが、ほぼ全編通して補強されました。 本書は系外惑星をターゲットにして居ますが、自ら光を発しない惑星は直接観測が超難しいのですね。 また、べつの宇宙観測でホットなテーマの一つは、ダークマターの存在であったり。 記憶に新しい功績は、重力波の観測成功であったり。ブラックホールの直接観測であったり。 天文観測は観える事から、見えないものの観測にシフトしていますね。2020/04/21

夜長月🌙新潮部

81
新しい系外惑星は次々と見つかっていますが地球のように海と陸地があり緑のある惑星はまだ見つかっていません。というよりも技術的に遠く離れた惑星に植物があるかとか酸素があるかを見分けることがまだできません。観測しやすいのは巨大惑星でありこれらはガス惑星(陸地のない木星、土星、天王星のような惑星)です。ハビタブルゾーンにある地球程度の大きさの岩石惑星が詳しく観測できるようにするため技術研究が進められています。2020/03/24

スター

44
 面白かったです。我々の太陽系とは別の恒星系にある惑星をどうやって探すのか? その方法を解説した本です。2022/05/28

びっぐすとん

19
再読。前回は図書館で借りたが面白かったのでB.O.で購入。『三体』読んだ後だとタトゥイーン型惑星もありそうな気がしてくる。やっぱり灼熱時には干からびてやり過ごすのかな・・・。私は良い時代に生まれた。もし生まれるのが50年早かったら、こんなに宇宙について知ることなく、興味を持つこともなく一生を終えただろう。人類は月へ行き、探査機は太陽系を離れるほどになった。138億年前の宇宙やブラックホールの写真まで取れるようになった。宇宙旅行は生きてる間には無理でも自分も宇宙の一部だと感じられる時代に居合わせて嬉しい。2022/04/23

びっぐすとん

18
図書館本。難しいが面白かった。25年前(もう私は大人だった)には太陽系以外に惑星があるかどうかも解らなかった。20年前初めて系外惑星が発見され、その後ホットジュピター、スーパーアースなど太陽系の常識が通用しない惑星が次々見つかり、今や何千という惑星が知られている。人間の好奇心と科学の進歩は果てがない。太陽系の形成モデルではあり得ない星が実在するように、生命の発生方法も一つではないだろうから、地球人には想像もつかない生命体もいるだろう。調査ロケットがケンタウルスαへ到着、返信がくるまで長生きしたいなあ。2021/03/21

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