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内容説明
「交渉」というと難しく感じるかもしれないが、要は「話をまとめる力」だ。(中略)何か達成したい目標がある時、相手を説得し、対立する意見をまとめていく交渉力の有無が、結果を左右する。どんな職種・役職であれ、何かを成し遂げるために必須となるのが交渉力だ。――「はじめに」より 38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長となり、百戦錬磨の年上の部下たちをまとめ上げ、大阪の改革を断行した著者。その「実行力」の裏側にあったのは、弁護士時代から培われた、たぐいまれなる「交渉力」だった。同じ話し合いでも、伝え方や考え方を変えれば、結果はがらりと変わる。本書では、人を動かし、人に強くなるための「交渉思考」の極意を全公開。数々の修羅場をくぐりぬけてきた著者が「僕の30年の集大成」と言う本書。橋下徹が初めて明かす、超・実践的交渉術。 〈目次より抜粋〉●第1章 「最強の交渉術」とは?――交渉に勝つための原則を知る ●第2章 交渉は始まる前に9割決まる――修羅場から体得した「橋下流交渉術」の極意 ●第3章 要素に分解すれば、交渉は成功する――交渉の成否を決める分岐点 ●第4章 前代未聞の交渉を成立させた秘訣――目標を成し遂げるために、いつ何をすべきか ●第5章 「力」を使い「利益」を与える――公明党、国とのガチンコ交渉の舞台裏 ●第6章 トップの「実践的ケンカ交渉術」に学べ――日本の交渉力を高めるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kou
72
自身の要望を整理し、「絶対に譲れない要望」と「譲ってもいい要望」に分ける。自身の「絶対に譲れないライン」を示す。交渉が膠着したら、要素に分解する。どれも興味深い考えだった。そして、弁護士、大阪府知事、大阪市長、それぞれの時代の武勇伝も面白かった。何かドラマの主人公みたい(笑)。それと、トランプ大統領は破天荒な発言が多いと思っていたら、全て交渉のスキルだったとは・・・「目から鱗」だった。2020/08/18
hatayan
52
弁護士、大阪府知事、大阪市長などを務めた体験から相手に自分の要求を飲ませる交渉のノウハウを解説。 交渉や実行は自分との闘い。獲得する目標を最小限に絞り、残りは捨てる覚悟を決められるかで成否が決まる。目標を明確にするには、人の上に立つ者だからこそ事前の情報収集や勉強が必要。ただし、交渉に躍起になるとあとの人間関係の広がりのなかで自分の評判を傷つけかねないので注意が必要。 自分にとって譲れない目標と相手の要求先順位をうまく整理し、駆け引きを上手に行っている手本としてトランプ大統領と金正恩を紹介しています。2020/04/15
ホッパー
48
良い本だった、オススメできる本。交渉に関する手法はシンプルで分かりやすく、合理的。トランプ、金正恩の交渉の凄さ、とうい観点で語る内容も面白かった。2021/02/25
ミライ
39
元大阪府知事・市長の橋下徹さんの最新著書。38歳で大阪府知事となった橋下さんが自分より年上の部下を抱えながら大阪の改革を断行していった際に使った交渉手法を語った一冊。「絶対に譲歩できないものは何か」「譲歩可能なものは何か」という相手の心の内を読んでリスト化→マトリクス化し、それをもとに交渉に望むといった具体的方法まで語られていて非常に参考になった。あと、アメリカのトランプ大統領の北朝鮮や中国に対する交渉について絶賛していて、(大統領の)交渉術についてくわしく解説されていたのがとても参考になった。2020/04/21
てつのすけ
36
これは実践しようと思ったことがある。それは、「自分の譲れない要望を明確にする。」ということである。これが明確にできれば、交渉が成立する確率は高くなるだろう。また、最後の章で述べられていたが、我が国は、スネ夫的な立場からいち早く脱しなければ、いつまでも世界から冷ややかな目で見られるだろう。2020/10/24
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