閨と厨

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

閨と厨

  • 著者名:寿木けい【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • CEメディアハウス(2020/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784484202044

ファイル: /

内容説明

ツイッターの人気アカウント「きょうの140字ごはん」の持ち主による、初の書き下ろしエッセイ集。著者の料理に宿る美意識と思想は日常の1コマにも確かに通じている。妻として、母として、働く女として、あるいは娘として…。女は皆、いろんな顔を使い分けながら日々をサバイブしている。「ふつうの戦士」どうしで心をほぐし合えたら。いたわり合い、励まし合い、明日を闘うための打ち明け話20篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

azukinako

52
Twitterの140文字レシピを楽しみにしており、作者のこの本も楽しみに待っていた。レシピで感じていた感覚を再発見。強い気持ちは忍ばせ、必要十分で、成り行き任せなところを持つことが生きる上では楽になれること。幸せを感じる機会は自分次第で増やせると思った。羊羹とチーズ欲しいぞ。心に残ったのは、「最低限譲れない条件は心にとどめつつも、あとは時の運と気まぐれに任せがいい」とか「強く求めすぎることなく、でも、決して探すことを諦めないこと。いつであってもいいように、小さな兆しや変化をメモして準備しておくこと。」2020/11/06

かすみ

10
これから通るかもしれない道のり。「ふつうの戦士」。母にも読んでほしい、かもしれない、まだ言わないけど。彼女が通ってきた道と選ばれなかった選択肢について、私がそれらを、尊敬というか肯定というかとにかく何か握手したい気持ちなんだよというメッセージを込めて。著者のツイッターに流れるレシピはどれも季節が変わることを楽しみにさせてくれます。一人暮らしの台所で、こっそり同じお酒を飲みました。エネルギーを持て余して眠れない夜、こっそり冷蔵庫を開ける代わりに読んでほしい本です。2020/04/29

Acha

9
うーん。この方の料理本はとても素敵でこれも楽しみに読んだのだが、残念ながら料理にまつわるエッセイではなく…閨と阿修羅で気づくべきだったが、どうも言葉選びの質感が重い。てか文章は端的だが、視点もテーマも意外と女オンナな気配が満ちて、たじろいでしまった。むむむ。当てが外れて残念でならないが、料理と違うところでの彼女をそんなに掘り下げなくても、まあいいか、ってことかなあ。料理本、また出してほしいなー。2021/01/18

鳩羽

9
雑誌編集者として働いてきた著者の飲食、好きで手に入れたもの、友人や家族とのエピソードと分かち難く絡み合った自分のこと、などについて書かれたエッセイ。思索にふける夜、また生活を始める朝、とリズム良く配置された文章は決して読みやすいというわけではないが、できるだけ誠実に伝えようという朴訥さのようなものすら感じた。どちらかといえば、バリキャリで働き、子供を産み育て、生活にも手を抜いていない女性像は、少し古いタイプに見えるだろう。だが同郷なので、これは時代のものというより地域のもののようにも思えた。2020/03/26

umico

7
かなり前に読みたいに入れていた本書を図書館にて。エッセイやということを忘れていたので、あれ?となったけど、綺麗な文を書く人だった。潔く清々しい。冬の朝の空気のような文。こんな風に歳を重ねていけたらよいと思う。私はまだまだ日々の屈託を抱えすぎている。親子の早朝の風景の描写が出てきて、その文章が生活に根差した子どもと自分自身への愛に溢れていてグッとくる。好きとか可愛いとかはひとつも書いていないのだけれど。私も早朝、子どもが起きる前にベッドの中で子どもの寝顔をじーっと眺める時間が好きだ。2024/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15195193
  • ご注意事項

最近チェックした商品