ロボットはもっと賢くなれるか - 哲学・身体性・システム論から学ぶ柔軟なロボット知能

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ロボットはもっと賢くなれるか - 哲学・身体性・システム論から学ぶ柔軟なロボット知能

  • 著者名:小林祐一
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 森北出版(2020/02発売)
  • ポイント 36pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784627880610

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内容説明

「人のように、変化の多い環境や想定外の状況に、臨機応変に対応できるロボットが作れたら…」

ロボットエンジニア・研究者なら、一度はこう思ったことがあるでしょう。

囲碁や将棋でプロ棋士を負かす知能をもったロボット、人間の動作をそっくりまねるロボットをはじめ、人間と同じ(もしくは人間を超える)能力をもったロボットは、すでに数多く登場しています。

ですが、これまでのアプローチを続けていけば、「人間のように自分で考えて動くロボット」は実現するのでしょうか? また、仮に難しいとしたらその理由はいったい何で、それに対して過去にどのようなアプローチがあったのか、また今後あり得るのでしょうか?

本書では、知能ロボットをとりまく状況を整理しつつ、「知能とは何か」「認識するとはどのようなことか」という論点まで立ち戻り、哲学・心理学・システム論からの知見を紹介。これらの知見を活かした最新の研究事例を解説し、今後のロボット開発の一つの方向性を示します。

目次

第1章 自律ロボットの何が難しいのか?
第2章 自律ロボットを賢くする/賢さを問い直す試み
第3章 人の知能から得られるロボット知能に関するヒント
第4章 ロボット知能のための数理とアルゴリズム
第5章 ロボット知能に柔軟性を生み出すための試み
第6章 ロボットはもっと賢くなれるか?――ロボット工学への着地点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PenguinTrainer

8
ロボット工学を抽象的にも具体的にも整理されている本。 ロボット工学に詳しい筆者だからこそ出来る、ロボットにおける数値計算や解析の目的と意味を簡単にまとめるとともに、その解釈をより抽象的な哲学的にもとらえ直すことでロボット工学の現状と少し先の未来の展望が書かれている。 大学で学んでいる時は計算式としてしか理解出来ていない部分をより分かりやすく理解でき、非常に有用であった。2022/04/26

Wisdom

1
いろいろなテーマが盛り込まれているのに,著者が1人だけとはすごすぎです. 参考文献も充実していて大変勉強になりました.特にアフォーダンスのところが好き.2020/07/08

天麩羅

0
私にはまだ少し難しかったが、また知識を身につけてこの本を読み直すのは間違いない。2025/06/01

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