内容説明
日々の観察と食へのあくなき好奇心は健在です! アボカドの“身持ち” やきそば牛丼の恩愛 クサヤ好きの立場 「しょース」出現 枝豆の正式マナーは? 「干天の慈ビール」 阿佐谷名物「文士カレー」 トンカツ威風堂々 冷やし中華をゴクゴク パセリ、その境遇 「うな牛」に至る病 ソーメン、いつ噛むか おにぎりは左手で カルピス=薄いの思い出 駅弁総選挙 麻婆豆腐の魔力 鰯の丸干しについて語りたい 満月ばかりが月じゃない きのこよきのこ シーハの悲劇 シメはどうする? 何? スキヤキカレー? 酢蛸の律義……。抱腹絶倒の東海林ワールド、シリーズ第37弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろんこ*勉強のため休止中
170
食べ物を題材とし、ひたすら東海林さんが筆を縦横無尽に突っ走りまくらせるエッセイ。意地悪な目線や、悪口が出てこないところがいい。お茶目な馬鹿馬鹿しさが一種の様式美となっており、他の追随を許さない東海林ワールドが楽しめる。70代後半という年齢を感じさせないパワフルさには本当に脱帽。また「弁当の“跡地”」、「パセリ、その境遇」等は発想の柔軟さにほれぼれした。どこから読んでも安定した面白さで、時々発作的に読みたくなる作家さん。いつまでもお元気でいて欲しい。2014/12/28
アズル
21
時間がなくて、ちびちび読んでいました。今回も安定の「丸かじり」!!2014/12/01
縞子
20
いつ読んでもハズレなし、安心安定の丸かじりシリーズ。少しご無沙汰してたのでより面白く読めました。空腹時に読んだ昆布の佃煮はヨダレたらたら。ちなみにアンコはつぶあん派です!2015/12/12
sawa
16
★★★★☆ 「丸かじりシリーズ」も37作目。おにぎりの話が2本。シリーズのおにぎりの話だけ集めてみたら、時代の変遷がわかって面白いかもしれない。「弁当の“跡地”」わたしもお弁当の梅干しの跡地が大好き。「梅干し+ごはん」よりも、赤い色とほのかな塩分がついた跡地の方が好きかもしれない。2014/10/27
しまむ
14
よくこんなに食べ物で面白い話をたくさん書けるな〜と感心してしまいました。読んでいると、うんうんあるあると納得。息抜きに良い読書になりました。2018/11/21