内容説明
スリランカ出身の初期仏教長老が解説する、“目からウロコ”の働き方の本。こう考えれば、仕事はけっしてむずかしくありません!◆「がんばる」よりも「考え方」を変えてみる◆「思い通りにいかなくて当たり前」と知る◆状況をよくしたいなら、ごますりをすればいい◆「たかが仕事」と気づくだけで、驚くほど人生が楽になる……etc.この言葉さえあれば、人生、もう迷わない!シンプル&合理的な「お釈迦様の言葉」で、今こそ必要な働き方がわかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
27
恐らく数年前にもこの本を買って読んだ。その時はスマナサーラ長老のことも知らず「当たり前のことが書いていて、それくらいわかってるんだけどな・・・」という感想で流し読みしたように思う。今回読んでみてもやはりシンプルだと感じた。ただ、そのシンプルな内容にこそ善く生きるための極意があるように思えた。文字にすると凄くシンプル、だけどその気持ちを持ち続けることは一朝一夕では出来ない。以前は自分を謙虚な性格だと思っていたけど、最近では自分の“我”が激しいことに気付いた。まあ、気づけたから時間をかけて治していこうと思う。2017/10/12
やてつ
26
仏教の難しい話を説明する時の俗人的なたとえ話が解りやすい。スリランカ人の著者が日本に来て日本語で本を書いていてくれることに感謝!2014/06/22
ツバメマン★こち亀読破中
18
「仕事上の悩みが無いわけではないが、ブッダにすがるほどでは…」と思いつつ読み始めました(仕事とブッダという組み合わせが面白そうで…)。今さら恥ずかしいのですが、「仕事とは何か?」「なぜ仕事をするのか?」の部分がストンと腑に落ちてきました。ある意味何も考えずに今までよく働いてきたともいえるのかな~(笑)2014/09/26
黒猫
17
仕事についてけっこう厳しく現実論を言っている。禅と仏教だと考え方が全然違うんだなと実感。物事を俯瞰してみるということが難しい。一歩引いてちょっと客観的になれたらワークライフバランスが取れるのだろうか。「仕事は得意な人に任せたら良い」というのは新たな発見。さっそく周りの人にうざがられない程度に仕事をお願いしちゃおう。「環境は変わらないから自分が成長して変わるしかない」とか、「周りは仕事に完璧を求めている」等は納得だが、私は禅的な考え方の方がなんだか救われます。2018/05/27
進☆彡19@雰囲気重視
13
仏教に救われることが多い。心に沁みる言葉がたくさんある。なんなら出家してもいいかも?と心動かされるレベル。だからこの本を読んだのだが、もうひとつピンとこなかった。理由を考えた。教えの中に白黒バッサリ断定する場面が多かったからなのかな、と思う。自分の中での仏教は、どんなやつでも救われるというもの。表があれば裏もある。表裏一体。混濁あわせ飲む。そんなイメージ。だから、ちょっと違ったのかもね。2017/10/19